【やりがい十分】理学療法士になるメリットデメリット各3選!PTという仕事を選ぶ理由
こんにちは!
宮崎・都城で「唯一」の根本改善専門の整体院 都城オステオパシー治療院
院長の蛯原孝洋です。
今回は、「【やりがい十分】理学療法士になるメリットデメリット各3選!PTという仕事を選ぶ理由」というお話をさせて頂きます。
◎理学療法士になるメリットとデメリットが分かる
✅動画の信頼性
◎理学療法士15年の経験から分かる内容
人気の職業である理学療法士になるメリットデメリットを知りたくはありませんか?
この動画では、理学療法士歴15年の私が感じた良い点悪い点を新しく理学療法士になる方の参考になるように解説しました。
これから理学療法士になりたい方、目指している方は必見です!
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【やりがい十分】理学療法士になるメリットデメリット各3選!PTという仕事を選ぶ理由
今回は、ご質問を頂いたのでお答えします。
「はじめまして、いつも為になる動画を有難うございます。
長男が理学療法士を目指し、春から理学療法士の専門学校に通います。
理学療法士になって良かったこと、大変だったことなど、色々と説明した動画をして頂けると嬉しいです」
という事ですね。
いやー、今までこういった理学療法士の経験を聞かれたことって無いですし、今から私と同じ理学療法士を目指す方が増えてくれると嬉しいですね。
という事で動画にしようと思いました。
という事で今回は、健康美容ダイエットに関する情報をお伝えするという趣旨とはちょっと外れてしまうんですが、特別編として理学療法士についてと理学療法士になるメリットデメリットをそれぞれ3つお伝えしますので、理学療法士ってどんな仕事なのか、どんな良いところ、悪いところがあるのかが分かる動画となります。
もしあなたや、あなたのお子さんお孫さんが理学療法士を目指す方がいらっしゃればぜひご覧になって下さい。
私の理学療法士としての経験
ということで、理学療法士になるメリットデメリットをお伝えしたいと思います。
で、じゃあ私の理学療法士としての経験はどのくらいかって思うかもしれませんが、私は今年で理学療法士になってから15年目になるところですかね。
ただ、3年前に整体院を始めましたので、理学療法士として医療保険の元で勤務したのは12年間でしたね。
最初の2年間は鹿児島県霧島市という所にある病院で働かせて頂いて、その後地元であるこの都城に戻ってきて、10年間病院で勤務させて頂きました。
まあですので、理学療法士としてはまあまあの経験があるんですね。
で、その経験の中で理学療法士としての良い部分や悪い部分がかなり分かりましたので、今回シェアさせて頂こうと思ったんです。
※で、まずメリットデメリットの前に、理学療法士ってそもそも何なの?
リハビリをする仕事というのは知ってるけど、具体的になにをしているの?何が得意なの?
という疑問をお持ちの方は多いと思いますので、理学療法士と言うのが何なのかからサクッとお伝えして、その後でメリットデメリットをお伝えしたいと思います。
理学療法士(PT)とは
で、理学療法士と言うのは、英語でPhysical Therapist、略してPTと呼ばれることがあります。
理学療法士は「ケガや病気などで身体に障害のある方や障害が現れると予測される人に対して、その障害によって下がってしまった能力を回復または維持するために、運動療法や物理療法などを用いて自立した日常生活が送れるように支援するリハビリテーションの専門職」という職業です。
で、理学療法士と同じような職業に作業療法士があるんですが、この2つは同じリハビリテーションを担当する職業ではあるんですが、ざっくりと担当分けがあります。
例えば、理学療法士は起きたり歩いたりなどの生活上基本となる動作を回復するリハビリテーションを行って、作業療法士は服を着る、食事を食べる動作を行うといった応用的な動作を行うように分ける場合もありますし、理学療法士が体幹と下肢の改善を中心に行って、作業療法士が上肢と認知機能を担当する、という分け方をする場合もあります。
その辺は法律でキッチリ分けているわけではないですので、患者さんごとや職員ごとに違ったりしますね。
ですので、理学療法士は例えば体幹や足の筋力トレーニングを行ったり、麻痺が回復しやすいような練習をしたり、起きて歩いてという動作の獲得を目指すというのが最も中心となる仕事になります。
ただその他にも、痛みの軽減のために施術を行うことが多いのも理学療法士ですね。
私はトレーニング中心のリハビリを行うよりも、むしろ痛みを軽減する治療の方が好きな理学療法士でした。
だからいま整体院をしているんですけどね。
これは理学療法士によって好みが分かれます。
理学療法士の仕事の場所
で、理学療法士はこのような基本の病院でのリハビリだけではなく、様々な場所でリハビリを提供します。
例えば介護保険で行うデイケアや入所施設などもありますし、健康教育などの場もありますし、市の職員として働くとか、障害者のための施設で働いたり、スポーツの分野で働くなど、理学療法士が活躍する場って本当に多いというか、幅広いんですよね。
それくらい、高齢な方はもちろんのこと、若い方まで需要があるんです。
まあこれが理学療法士のざっくりとした説明ですね。
という事で、理学療法士について大体分かってもらえたと思いますので、理学療法士のメリットデメリットをお伝えします。
理学療法士のメリット①やりがい
まず理学療法士のメリットの1つ目は、やりがいです。
私はこれが最も大きな、というか突出しているメリットだと思っています。
やはり理学療法士のいい点と言えばまずはやりがい、働き甲斐であると感じているPTは多いと思います。
世の中にはいろんな職業がありますが、理学療法士はその中でもやりがいを感じる職業の上位に近いんじゃないかと思いますね。
まあこれは医療職全般に言える事でもあります。
理学療法士は患者さんがより動きやすいように、回復できるように指導や施術を行っていきますので、そのおかげで機能が回復して、例えば歩けるようになったり、立てなかったのが立てるようになったりなど、できなかった事ができるようになったときには患者さんはとても嬉しいわけですから、リハビリの際に直接感謝されますよね。
この沢山の感謝を頂けるというのが仕事のやりがいに繋がりますので、理学療法士冥利に尽きるというか、とても嬉しい部分になります。
世の中の仕事はほとんどが誰かの役に立っている仕事ですので、感謝されるはずがない仕事というのはほんとんど無いはずではあるんですが、じゃあ実際に感謝される仕事がどれくらいあるかというと、なかなか少ないと思うんです。
例えばあなたがコンビニに行って商品を買ったとして、店員さんに「こんなに素晴らしい商品を売ってくれてありがとう」なんて言った経験ってないんじゃないでしょうか。
まあ接客が良くて感謝したことくらいはあるかもしれませんが、なかなかないですよね。
他にも、例えば自動販売機にジュースを補填する仕事をしている方もいらっしゃいますが、その仕事をしている方に感謝を伝えたことってあるでしょうか。
まずないですよね。
ですから、感謝を伝えてもらえる仕事ってそんなに多くは無いんですが、理学療法士は感謝を伝えて貰いやすい仕事なんです。
ですから、仕事にやりがいを感じやすいですし、仕事のモチベーションアップにも繋げやすいですので、有難い部分だなと思いますね。
理学療法士のメリット②働き方を選べる
そしてメリットの2つ目は、働き方を選べるということです。
で、基本的には理学療法士は病院やクリニックなどで勤務して、そして医療保険を使ってリハビリを提供する、という働き方になりますが、他にもいろいろな場所や働き方があります。
まず病院やクリニックであっても病院の特徴や部署によって働き方は全く変わってきます。
病院の部署には急性期、回復期、慢性期というものがあって、それぞれの部署で忙しさややる事が全く違います。
ですから、理学療法士の性格に合ったというか、働きたいと思える働き方を選択することができます。
また、医療保険以外でも介護保険サービスでも働くことができます。
介護保険は高齢になって介護が必要な状態になったら使えるサービスですね。
例えば、デイケアやデイサービスなどの通いのサービスがあります。
これは朝迎えに来てもらって施設に行き、入浴が必要な方は入浴をして、そしてリハビリをして、昼食を食べて、レクレーションや他の方との交流をして、そして帰ってくるというサービスです。
また、入所系サービスとして特別養護老人ホームとか、老人保健施設などもあります。
これらの施設では、入所されている方にリハビリを提供します。
また行政の行うサービスで健康教育や介護予防の講習を行ったり、
特別支援学級や障害者に対してのリハビリテーションを行ったり、あるいはスポーツの世界でトレーナー業をする方もいらっしゃいます。
または私のように、整体院として痛みや不調を改善する道を選んだPTもいますね。
このように、理学療法士が働く場、求められる場ってかなり沢山あるんですよ。
ということは、PTがやりたい仕事を選びやすいという事なんですね。
ですので、劇的に改善するようなリハビリを行いたい方は急性期や回復期の病棟で働いたり、逆にゆっくりじっくりとリハビリを行いた方は慢性期の病棟とか、介護保険サービスを選択する人もいます。
または、行政の場を選んだりなど、やりたい分野、やりたい職場を選ぶことが出来ると言うのがメリットになります。
理学療法士に実際になってみて、朝から晩まで仕事づくめで疲れてしまった方がデイサービスなど介護保険サービスに行く例などとても多いですので、向いている職場を選べると言うのは良いですよね。
理学療法士という職業を諦める必要が少なくなります。
理学療法士のメリット③安定している
そしてメリットの3つ目は、ある程度安定しているということです。
理学療法士は国家資格ですので、まず資格をいきなり失うというリスクがとても低いです。
そして資格さえ持っていれば就職先を選ばなければけっこうどこでもいけますので、職を失うリスクがとても低いというのは大きなメリットですね。
また、理学療法士は収入的にも、そんなに高くはないですが、低いわけでもないです。
例えば、生活保護の方の収入って月に13万くらいって言われていますが、世の中には一生懸命仕事をしても生活保護の収入も越えられないような職業の方って結構多いです。
ですが、理学療法士であれば少なくとも生活保護の収入ほど低いという事はまずないですので、ある程度の収入は約束されていますね。
ということでメリットをお伝えしたところで、次にデメリット編です。
理学療法士のデメリット①勉強会や研修が多い
まず理学療法士のデメリットの1つ目は、勉強会や研修が多いという事です。
理学療法士はとにかく勉強会や研修が多めです。
新人の頃の土日は全て勉強会と研修で潰れるという病院も少なくはないと思います。
それが大きな病院であったらなおさらですね。
これがなぜなのかというと、まず学校を卒業したての理学療法士というのはそこまで知識が無い状態なんです。
理学療法士としての技術は果てしなくあって、それは生涯をかけて学んでいっても極めきれないようなものなんですね。
それくらい、いつになっても何歳になっても学び続けることが必要ですし、新しい発見が続いていきます。
なので50歳のPTでも勉強会に行ったり研修に行ったりすることもざらなんですね。
それくらい意識の高い世界なんですよ。
だから、勉強をしていけない方には結構厳しい世界かなとは思います。
例えば、あなたが脳梗塞になって入院したとして、めっちゃ勉強していろんな麻痺を回復させやすい運動や効果的な運動を知っていて技術もある理学療法士と、土日を潰すのは辛いから勉強会にはいきませんという理学療法士がいたとして、どちらに見て貰いたいと思いますか?
そりゃあもちろん、知識や技術のある理学療法士に見て貰いたいと思いますよね。
患者さんの中にはかなり正直な方もいらっしゃいますので、「あっちの先生に変更して貰いたいなぁ」なんて言ってしまう方もいらっしゃいます。
また、それを言われなくても、もしかしたらそんな風に言われているのかも?なんて考えてしまうんですね。
または、他のPTよりもよりよいリハビリを身につけて、自分がみる患者さんにもっと改善して貰いたいと思うPTは多いです。
ですので、どうしても勉強会や研修が多くなってしまうんです。
まあ自分から勉強会や研修に行かなくても、職場システム的にいかないといけないとか、いかないといけないような空気になっている職場もありますからね。
ですので、勉強し続けられない方にはちょっと厳しい世界かなと思います。
ただ職場を選べば勉強しなくても働いていける職場はありますので、そのような場所をあえて選んで働いている方も多いです。
理学療法士のデメリット②高い給料は貰えない
そして理学療法士のデメリットの2つ目は、高い給料は貰えないという事です。
メリットの所で給料が安くはないとお伝えしたのでなんなんですが、理学療法士の給料は高いとは言えないんですよね。
特にいまから就職する若者は、初任給がかなり下がってきています。
私が理学療法士を目指そうと思ったのは高校二年生の時でしたので、2001年だったんですよ。
その頃に調べた時には、理学療法士の初任給って27万くらいだったんですよね。
ですから手取りでは21万くらいだったんでしょうか。
これは宮崎県都城市での話ですよ。
都会だともっと高いですからね。
で、もっと以前だと、手取り27万とかだったらしいんですけどね。
そこから私が学校を卒業して、初めて働いた病院で頂いた初任給は手取りで20万でした。
だからちょっと下がって来ていたんですよ。
だから、あー理学療法士の給料って下がってるんだなーなんて思っていたんですが、そこからの平均の給料の下がり方が凄くて、私が2年間勤務して別の病院を探し始めたのが13年前になりますが、その時で理学療法士の初任給は手取り18万まで下がっていました。
2年間で一気に2万下がったんですね。
で、今日ハローワークで理学療法士の求人を探してみたら、病院で税金を引かれる前の状態で18万5千円で募集しているんですよ。
これは手取りになると15万くらいになる金額なんですね。
もうとうとう理学療法士が15万の時代かーって思いますね。
理学療法士って年々増え続けていますので、需要と供給のバランスから行って、供給がどんどん増えているわけですから需要が減っていっていますので、それに伴って給料もどんどん下がっているんですね。
まあですので、高い給料を望んで理学療法士を目指すのは間違いかなと思います。
またデメリットの1つ目でも話しましたが、理学療法士って勉強会や研修が多いって話をしたじゃないですか。
この勉強会や研修は、職場から行くように指示されたものは費用を出してもらえる場合がありますが、自分が希望していくものは基本的に自分で出すわけですから、給料からさらに勉強会の費用も出すことになるんですよ。
こうなると高収入どころか、お金がキツキツの方も多いですね。
で、理学療法士のうちかなり勉強熱心な方は勉強会にお金を遣い過ぎて貯金がゼロという方もいるのが現状ですので、まあやはり高収入を目指してなる仕事じゃないと思いますよね。
ちなみに勉強会の費用は4時間日5000円程度くらいだと思いますが、高い物もあります。
私がいまやっている施術であるオステオパシーはかなり高い方で、2日の勉強会が4万5千円とか、5日の勉強会で20万という世界ですので、学ぶ費用としてはかなりかかりますよね。
まあそれでも私はオステオパシーの効果の高さを認めて学ぶことを決意しましたので全く後悔はしていませんし、今後も学び続けますが、この費用を出すのが辛いという方も多いと思います。
理学療法士のデメリット③書類に振り回される
そして理学療法士のデメリットの3つ目は、書類に振り回されるということです。
もうこれは私は一番のデメリットだと思いますね。
理学療法士だけではなくて医療・介護業界全体に言える事なんですが、とにかく書類が多いです。
まず最初の患者さんの評価やリハ計画書があって、毎月のカンファレンスの実施と書類作成、毎月か3カ月ごとに行う再評価や計画書の再作成、退院になるならリハ指導に伴ってまた書類があるし、住宅を回収するために自宅に行ったら図面を書いたり、毎日のカルテの入力もあります。
もうこれだけ書類があるから毎日てんやわんやなのに、定期的に書類監査がありますので漏れがないように再チェックする作業なども入ってきて、理学療法士は本当に書類に振り回される仕事だなと思います。
また大きい病院だと、委員会の実施などもあってそこでも書類が出てきますし、出世して上の立場になるとさらに書類が増えていきます。
もうどんどん書類が出てきますので、リハビリをする仕事なのか書類を書く仕事なのかよく分からなくなる時もあるくらいなんですね。
ですから、患者さんの目線からみると、外からの目線で見るとリハビリを朝から業務終了までして、そして5時くらいには帰るのかなーなんて思われがちですが、実は仕事の合間にも、その後にも大変な書類をこなしています。
ですので、書類を書くのが嫌な方は向かない仕事ですし、理学療法士を目指すなら大量の書類と付き合わないといけないというのは知っておいた方がいいと私は思いますね。
私は正直、書類にウンザリしてました。
まあ書類はミスを無くしたり、家族へわかりやすく伝えたり、ズルをなくしたり、病院ごとのレベル差をなくすためにどうしても必要なものではあるんですが、それにしても多すぎじゃないかなとは思いますね。
という事で理学療法士のメリットデメリットをそれぞれ3つずつお伝えさせて頂きました。
まあこれが理学療法士を経験してきて感じた正直な所ですかね。
で、デメリットはもちろんありますが、それでも理学療法士と言うのはやりがいがとてもあって職を失いにくく、楽しみもある、そして人の役に立てるというとても素晴らしい仕事です。
これから理学療法士を目指す方はぜひ参考にして頂いて、私と同じ世界で働いて頂きたいと思います。
まとめ
今回は「【やりがい十分】理学療法士になるメリットデメリット各3選!PTという仕事を選ぶ理由」というお話させて頂きました。
当院へご興味のある方は、下のリンクから当院のホームページをぜひご覧ください。
ブログをご覧頂きありがとうございました。
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院長 蛯原孝洋