あなたの頭痛の本当の原因を知っていますか?

頭痛(ずつう)とは、頭部に感じる痛みのうち、表面痛でないもので、様々なタイプの痛みを含んだ幅の広い症状です。

ありふれた症状である一方、これを主症状とする重篤な疾患もあり、一方で原因が特定できないことも多いという、とても困難な症状です。

原因は様々あると言われていますが、基本的には、すべての頭痛の痛みを出している原因は血液中のある物質による炎症反応と言われています。

頭痛は厚生労働省による国民生活基礎調査(2016年度)における、現在もっている症状のランキングでは、女性の5位を占める、大変多くの方を悩ませている症状です。

日本人の3~4人に1人の割合で「頭痛持ち」の方がいらっしゃるそうです。

クリニックや病院などの外来へ初診で行く方の約10%が頭痛を症状に持っているそうです。

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諦めないで!あなたの頭痛は治ります!

ひどい頭痛のあなたへ。

頭痛は様々な原因で作られていますが、その原因を取り除けば治せる症状です。

一生付き合っていく覚悟をしている方もいらっしゃると思います。

でも、もう一度希望を持ってください。

頭痛は治せるか、少なくとも症状を軽くすることはできます。

また、原因によって軽度~重度の症状があり、治療法も変わってきます。

根本から頭痛を改善したい方にはぜひ、この記事を読んでいただきたいです。

 

あなたは今、こういう症状でお悩みではありませんか?

毎日頭痛が続いている
激しい頭痛が出るときがある
ズキズキと痛む頭痛をなんとかしたい
痛み止めがずっと手放せない
天候や気圧の低いときに頭が重くなり頭痛がする
頭の痛みでイライラして人間関係に支障がある
つらい偏頭痛を良くしたい
パソコンやスマホの画面を長時間見ていると目の奥が痛くなる
交通事故の後から頭痛を繰り返している
頭痛だけでなく、肩こりや首の痛みが酷い
頭痛のせいで仕事がはかどらない

これらの症状がある方は、重度の頭痛である可能性が高いです。

まず、この頭痛の原因を知っていただく前に、頭痛の種類についてお伝えします。
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頭痛の種類

ひとくちに頭痛といっても、非常に多く分類分けされており、症状や原因、対策、対処法も様々です。

あなたの頭痛のタイプをチェックしてみましょう。

まず大きく分けて3つに分類されます。

①一次性頭痛
他の疾患のない頭痛で、およそ9割はこの頭痛です。原因が単独の場合もあれば、様々な問題が重なって起こっている場合もあります。

基礎疾患がなく、レントゲンやCT、MRIには問題点は映りません。

一次性頭痛は慢性のものが多く、「またいつもの頭痛だ」と考えて受診・治療をしていないことが多い頭痛です。

②二次性頭痛
他の疾患や病気などを原因とした頭痛で、およそ1割がこの頭痛になります。数としては少ないのですが、この二次性頭痛の原因には、早急に対応しないと死に至る疾患もあるため、注意する必要があります。

③その他の頭痛(有痛性脳神経ニューロパチー、他の顔面痛およびその他の頭痛)
この頭痛を持っている方の数は少ないです。

脳神経や末梢神経など、神経損傷を原因にもつ頭痛です。

 

一次性頭痛の種類

一次性頭痛には4種類あります。

1.片頭痛(偏頭痛)
2.緊張型頭痛
3.群発頭痛および三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)
4.その他の一次性頭痛疾患、です。

1.片頭痛(偏頭痛・へんずつう)について

片頭痛(偏頭痛)とは、頭の片側だけに発作的に発生し、脈を打つようなズキンズキン、またはガンガンとした痛みや、症状によっては吐き気や嘔吐などを伴うこともある頭痛です。

ひどい場合は寝込んでしまうなど、日常生活や仕事に支障をきたす場合もあります。

男性よりも低血圧の女性に多い頭痛で、男性に対し女性が4倍ほども多い頭痛で、100人あたり8人の割合で片頭痛(偏頭痛)を持っているというデータがあります。

また年齢は20歳半ばから40代の女性に多く、長い間持病となる慢性的な頭痛です。

60歳を越えると片頭痛(偏頭痛)は無くなるかほとんど感じなくなり、70歳ではほぼ消失します。

また、妊娠中や授乳中は片頭痛(偏頭痛)が軽減する方が多いです。

ストレス、不眠や寝すぎ、疲労、生理などホルモンバランスの変化によって発症する方や、症状が増悪するケースがあります。

片頭痛(偏頭痛)は病気ではなく、基礎疾患がない、症状です。

 

片頭痛と偏頭痛の違い

この片頭痛ですが、偏頭痛と書かれることも多いです。

正しい漢字は片頭痛です。片方だけの頭痛で、片頭痛。

偏頭痛は、頭痛が一部に偏(かたよ)っていることから生まれた俗語ですね。

 

片頭痛(偏頭痛)の痛みの特徴

典型的な片頭痛(偏頭痛)は頭の片側(片方)だけに発生し、ズキズキと中程度~激しい痛みを伴い、動く際など身体運動で悪化することがあります。

ひどい症状の場合には集中力が落ち、動作をするたびに頭の痛みが起こるために寝込んでしまう方もいらっしゃいます。

ただ痛み方には人によりバラツキがあり、左右差はあれど両側が痛むこともあれば、片側から始まって反対側へ痛みが移動する場合、発症ごとに痛む側が変わることもあります。

片頭痛(偏頭痛)で痛む場所はこめかみ辺りが多いですが、後頭部や側頭部、前頭部に現れることもあります。

片頭痛(偏頭痛)の症状は段階的に進み、軽度→中等度→ピークと最大の痛みに達した後やや治まり、その痛みが持続します。

片頭痛(偏頭痛)の持続時間は大人であれば4~72時間、子どもは1~48時間と言われています。

発症頻度は様々で、月に1回程度の方もいれば、毎日続く方など頻繁に現れる方もいらっしゃいます。

平均的な発症頻度は月に1~3回ほどとされています。

片頭痛(偏頭痛)は他の症状を伴って発症し、吐き気が約90%、嘔吐は約30%の人に起こります。

人によっては、光に過敏になったり、音声や臭いに過敏になったりすることがあり、暗く静かな部屋を好む場合があります。

片頭痛(偏頭痛)の現れている間は、めまいを伴うことが多く、他に目の症状として視界がぼやけたり、冷え症、鼻づまり、下痢、多尿、顔面蒼白、発汗、浮腫、頭皮の圧痛、こめかみ部分の血管の隆起、首のコリの悪化といった症状が現れることもあります。

気分を害したり、集中力の障害となることも多いです。

片頭痛(偏頭痛)は病気ではなく症状で、CTやMRIは正常な像なのですが、頭痛を間違いやすい病気に脳梗塞や脳出血、くも膜下出血、などありますので、片頭痛(偏頭痛)がひどい場合には早期に病院やクリニックなどの医療機関を受診し、検査を受けましょう。

片頭痛(偏頭痛)の診断は、脳梗塞や脳出血などの脳の疾患がない、またはその症状がみられないこと、頭痛発作が5回以上、片側性・拍動性・中等度以上の頭痛である、動作で頭痛が増悪する、悪心や嘔吐、または光や音に過敏などが診断基準になります。

 

2.緊張型頭痛について

頭痛の最も一般的なタイプ、痛みは首・後頭部・眼・体のその他の筋肉に広がっています。

緊張性頭痛は頭痛のタイプの約90%を占めている、とてもメジャーな頭痛です。

人口の約3%は慢性的緊張性頭痛を持っているとされています。

 

緊張型頭痛の痛みの特徴

片頭痛(偏頭痛)と違い、ほぼ毎日頭痛があります。

頭痛に左右差がなく、頭または後頭部に痛みがあり、肩こりや首こりによる肩の痛みや首の痛み、首筋のコリ、腰痛、眼の疲れが多く、身体のだるさ、ふわふわしためまいを伴うこともあります。

また、姿勢の崩れや骨盤の位置や傾きの不良を伴っていることが多いです。

症状は、重い感じや圧迫感があったり、ドーンとくる、または締め付けられるような鈍痛で、ズキズキとかはぜず、拍動に関係しません。

痛みが持続する時間や、また出現する時間が特定できません。

性格的に、神経質な人に多い傾向があります。

家事や仕事などは辛い症状を感じつつも何とかできる方が多いです。

ストレッチや保温などで痛みが一時的に軽減します。

緊張型頭痛は肩こりや首のこりから波及した頭痛であることが多いため以下のような特徴があります。

・首から肩にかけての部位に、筋肉のハリ感がある。
・痛みや筋肉のハリは左右差がある。
・首を傾けたり回したとき、角度によってきつい方向や楽な方向があり、左右差がある。
・頭部を傾けていることが多い。
・四十肩、五十肩を持っている。
・頭痛もあるが、それ以上に肩こりが気になる。
・身体的・精神的ストレスが発端となり発症したり痛みが増強する。
身体的ストレス:長時間のパソコン操作、下を向いた姿勢、車の運転、不自然な姿勢、冷え症
精神的ストレス:家庭または職場での仕事上、または人間関係のストレスなど
・歯ぎしりを伴うことがある。

3.群発頭痛および三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)について

これは、どちらも一側性の頭痛です。

どちらも症状が似ているため、一緒にされています。

それぞれ分けて痛みの特徴をご説明します。

 

群発頭痛の痛みの特徴

群発頭痛は、どちらか片側に発症し、眼窩部(眼の奥)、眼窩上部、側頭部のどこか1つ以上の部位に現れる慢性的に繰り返す頭痛で、
「目をえぐられるような痛み」
「目を突き刺されるような痛み」
と言われ、激痛です。

あまりに強い痛みのため、じっとしていることができず、ひどいケースでは痛みのあまりに頭を壁にガンガンと打ち付ける人もいるそうです。

群発、という言葉は、「一時の間、しきりに起こること」という意味であり、群発頭痛はその名の通り、季節の変わり目などの、ある時期に集中して毎日、同じ時間帯にみられます。

持続時間は15分~3時間の範囲で、発生頻度は2日に1回~1日に8回までとされています。

合併症状を伴うことがあり、頭痛と同じ側の結膜の充血、流涙、鼻閉、鼻漏、まぶたの浮腫、前頭部や顔の発汗、縮瞳、眼瞼下垂、落ち着きのなさなどが現れることがあります。

20~40歳代に多く加齢と共に減少し、初老期には消失します。

男性に多く、女性の4~5倍と言われており、また、高身長、低血圧、愚痴っぽい性格で多い傾向にあります。

飲酒によるアルコールや喫煙が頭痛を誘発することがあります。

そのため、最初の対策としては禁酒・禁煙から入る事をオススメします。

また、群発頭痛は痛みが非常に強く、日常生活をとても邪魔してしまう激しい症状なので、もし症状が現れたらできるだけ早く病院やクリニックの外来を受診した方が良いです。

 

三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)の痛みの特徴

一側性で、三叉神経の領域である眼窩部・側頭部周囲の頭痛があり、結膜の充血、流涙、鼻閉、鼻漏、まぶたの浮腫、前頭部や顔の発汗、縮瞳、眼瞼下垂などの自律神経症状を伴うものです。

眼窩部、眼窩上部、側頭部のどこか1つ以上の部位に現れます。

頭痛発作の現れる頻度は2年間に1~2期間程度で、それ以外の時期には全く見られないのが特徴でもあります。

1期間あたりの回数は1日に2回から8回程度で、寝ているときに起こることが多いです。

激痛であり、じっとしていられない頭痛です。

女性に多い傾向があります。

 

4.その他の一次性頭痛疾患について

上記の一次性頭痛疾患、つまり片頭痛(偏頭痛)、緊張型頭痛、群発頭痛および三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)に含まれない、稀な疾患です。

 

一次性穿刺様頭痛

穿刺様頭痛が1回または連続して起こるものです。

頭痛の部位は、眼窩、眼窩上部、側頭部、頭頂部です。

持続時間は数秒以内で、1日に1回~多数で現れます。

 

一次性咳嗽性頭痛

咳によって突発的に引き起こされ、長ければ30分持続します。

 

一次性労作性頭痛

労作中や労作後にのみ起こります。

持続時間は5分~2日と幅があります。

 

性行為に伴う一次性頭痛

性行為中に起こり、性的興奮で増強します。

男性の方が女性の3~4倍多く、20歳代前半と40歳前後に多い傾向があります。

 

睡眠時頭痛

睡眠時にのみ起こり、目が覚めるほどの頭痛が起こります。

1ヶ月に15回以上、目が覚めてから15分以上持続、発症は50歳以上です。

 

妊娠初期の頭痛

妊娠初期は身体が妊娠を続けるために適した環境を作るため急激な変化をしていきます。

その急激な変化に適応できない間は、頭痛がおこることがあります。

また、妊婦さんは運動し辛い状態になりますので、運動不足から緊張型頭痛になってしまう方もいらっしゃいます。

 

月経関連片頭痛(偏頭痛)

生理(月経)前後は女性ホルモンの一つであるエストロゲンが影響して片頭痛(偏頭痛)の症状を起こしてしまいます。

症状は片頭痛(偏頭痛)と同じで、ズキズキと脈打つ頭痛があったり、動作時に強い頭痛が起きてしまいます。

 

二次性頭痛の種類

二次性頭痛は8種類あります。

二次性頭痛は疾患から頭痛が発生しており、早急な治療を必要とします。

5.頭頸部外傷・傷害による頭痛
6.頭頸部血管障害による頭痛
7.非血管性頭蓋内疾患による頭痛
8.物質またはその離脱による頭痛
9.感染症による頭痛
10.ホメオスターシス障害による頭痛
11.頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛あるいは顔面痛
12.精神疾患による頭痛、です。

5.頭頸部外傷・傷害による頭痛とは

これは、直接または間接的に頭頸部に強い衝撃を受け、それを原因として傷害を受けたことにより引き起こされた頭痛を指します。

頭部へ強い衝撃を受けた場合、頭蓋内出血などがある場合、頭部の手術後など。

また、交通事故後のむち打ち(ムチウチ)による頭痛もこれにあたります。

 

6.頭頸部血管障害による頭痛とは

これは、何らかの原因により頭部、頚部、脳内の血管に問題があり、脳の虚血、奇形や膨張による脳や神経への刺激、血管の攣縮などにより起こる頭痛です。

具体的には、脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)による脳の虚血、外傷を原因としない脳出血・くも膜下出血・硬膜下出血、脳の動脈瘤、動脈炎、椎骨または脳動脈解離、脳血栓、髄膜炎、硬膜動
静脈瘤などにより起こります。

脳出血や脳梗塞などの脳血管障害では命に関わる危険性が高いので、早急な救急対応が必要です。

 

7.非血管性頭蓋内疾患による頭痛

これは、頭頸部の外傷または血管の障害以外の、頭蓋内の原因疾患による頭痛です。

具体的には、水頭症やそれ以外の原因による頭蓋内圧(脳脊髄液圧)の亢進、硬膜穿刺やそれ以外の原因による低髄液圧、感染性ではない頭蓋内の炎症による頭痛、脳腫瘍やそれ以外の原因による頭蓋内腫瘍、てんかんなどにより引き起こされます。

 

8.物質またはその離脱による頭痛

これは、気体や薬品、薬物などを使用したことによる頭痛、または中止したことによる離脱症状として現れる頭痛です。

使用した場合の頭痛は、即時または数時間以内に起こる特徴があります。

具体的には、一酸化窒素、一酸化炭素などの気体、アルコール、グルタミン酸ナトリウムなどの食品、コカイン、ヒスタミン、カルシトニン、エルゴタミン、トリプタン、鎮痛薬、オピオイドなどの薬品・薬物の使用および離脱による頭痛です。

また、食品にも頭痛を起こすものがあります。

・ポリフェノールを含むもの:赤ワイン、ブルーベリー、すもも、チョコレートなど。
・亜硝酸ナトリウムを含むもの:ハムや明太子、ベーコン、サラミなど。
・チラミンを含むもの:ワインやチーズ、ビール、柑橘類など。
・グルタミン酸を含むもの:化学調味料(うま味調味料)、中華料理やインスタント食品など。

9.感染症による頭痛

これは、最近やウイルスによる感染を原因として起こる頭痛で、頭蓋内の感染によるもの、全身性の感染によるものがあります。

頭蓋内の感染による頭痛では、細菌性髄膜炎または髄膜脳炎、ウイルス性髄膜炎または脳炎、頭蓋内真菌または他の寄生虫感染による頭痛、脳腫瘍または硬膜下血腫による頭痛があります。

全身性の感染による頭痛では、風邪やインフルエンザに代表され、上気道炎、他にも多々あります。

 

10.ホメオスターシス障害による頭痛

ホメオスターシス(恒常性)は生物のもつ重要な性質のひとつで、生体が内部や外部の環境の変化にかかわらず、生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指します。

ホメオスターシスの障害というのは、この生体を一定の状態に維持する機能が損なわれた状態です。

具体的には、低酸素血症、高炭酸ガス血症などの酸素・二酸化炭素の過不足による頭痛、透析による不均衡症候群での頭痛、高血圧による頭痛、甲状腺機能低下症による頭痛、絶食・断食による頭痛などがあります。

 

11.頭蓋骨、頸、眼、耳、鼻、副鼻腔、歯、口あるいはその他の顔面・頸部の構成組織の障害による頭痛あるいは顔面痛

これは、それぞれの器官の疾患による頭痛です。

頭蓋骨では骨髄炎、多発性骨髄腫など。

頚部では頚椎の変形や疾患、椎間板疾患など。

眼では緑内障、屈折異常(近視や乱視、遠視などと合っていないメガネやコンタクトレンズの着用)、眼球斜位あるいは斜視、眼球自体の炎症など。

耳では炎症や腫瘍など。

鼻・副鼻腔では炎症疾患によるもの。

歯・口・顎の障害では、虫歯など歯の疾患、顎関節症、炎症性疾患によるものなどがあります。

 

12.精神疾患による頭痛

身体化障害による頭痛、精神病性障害による頭痛があります。

身体化障害とは、「さまざまな身体の不調が長く続くが、これといった病気が見つからない障害」。

精神病性障害は、妄想などの表出症状として現れる症状。

 

有痛性脳神経ニューロパチー、他の顔面痛およびその他の頭痛

ニューロパチーとは、末梢神経の正常な伝導が障害される病態です。神経電導が正常に機能しない、障害された状態で痛みが生じる場合があります。

具体的には、三叉神経痛、舌咽神経痛、顔面神経痛、後頭神経痛、視神経炎などがあります。

 

頭痛が現れたら

ずっと前から頭痛が続いている、または急に頭痛が現れた、など頭が痛いことに気づいた時は、まずは病院やクリニックなどの外来を受診し、お医者さんの診察を受けましょう。

上記したように二次性頭痛であれば緊急に適切な治療が必要な場合がありますし、片頭痛(偏頭痛)や緊張型頭痛であっても自分のタイプをお医者さんにきちんと調べて分類分けしてもらえるのであれば間違いがないです。

頭痛で受診する診療科目は内科でもいいですし、脳神経外科でもいいでしょう。

また、詳細な検査をしたい場合や、必要がありそうであれば、CTやMRIがある病院やクリニックを事前に調べてから受診すると、CTやMRIで検査が必要となったときに手間にならずに済みます。

 

頭痛の疑問

頭痛の原因に迫る前に、頭痛についてよく聞かれる疑問について記載したいと思います。

 

なぜ低血圧で頭痛が発生するのか?

これは、低血圧のために脳へ送られる血流量が不足し、それを補う形で血流量を増加するため血管が拡張するため、付近の三叉神経を圧迫・刺激することで頭痛が発生します。

また、低血圧で血流が悪いことによって筋肉へ十分な栄養が届かず、頭部や首、肩周囲の筋肉がコリのある状態になってしまい、頭痛が現れる、というケースもあります。

 

低気圧で頭痛が発生する理由

もう一つ、天気の悪い日、低気圧の時に頭痛が現れる、または悪化する方がいらっしゃると思います。

これは、交通事故の後から毎回、低気圧の時には頭痛がする、という方や、片頭痛(偏頭痛)のある方が多いです。

この原因の一つは、気圧と血管のメカニズムに由来します。

血管は常に気圧によって圧を受けており、高気圧だと強い圧を受け、低気圧だと圧が減ります。

つまり気圧が下がることによって血管を周囲から押さえつける力が減り、血管が拡張します。

すると、上記した低血圧で頭痛が発生するのと同じ原理で、拡張した血管が付近の三叉神経を圧迫・刺激してしまい、頭痛が発生するのです。

 

頭痛の原因

頭痛は、頭痛の種類のところでも記載したように多種多様の頭痛があり、その原因も様々です。

一次性頭痛、二次性頭痛、その他の頭痛がありますが、二次性頭痛、その他の頭痛では原因となる疾患がありますが、一次性頭痛ではおよそ9割の方がこの頭痛なのですが、原因疾患がないため、その原因の特定はとても困難です。

それでは、一次性頭痛に注目して軽度な場合と重度な場合(ひどい頭痛)に分けて頭痛が現れるメカニズムを記載します。

 

なぜ頭痛が起こるのか

一次性頭痛には、片頭痛(偏頭痛)、緊張型頭痛、群発頭痛および三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)、その他の一次性頭痛疾患があることをお話しました。
これらの一次性頭痛にはそれぞれ頭痛を引き起こしている原因があります。

 

片頭痛(偏頭痛)が起きる理由

血管拡張による神経の圧迫が原因で頭痛を引き起こします。

この頭痛を起こしている原因として低血圧であったり、自律神経失調症、つまり自律神経のバランスが崩れていることが問題になっています。

またストレスによってセロトニンという物質が不足することで血管が拡張し、症状を引き起こし、さらに悪化させてしまいます。

 

緊張型頭痛が起きる理由

首(頚部)や肩のコリを伴うと記載しましたが、このコリが元で頭痛を引き起こしている可能性が高いです。

 

群発頭痛が起きる理由

アルコールや気圧の変化により発生しやすいです。

この頭痛を起こしている原因として、目の奥の血管の拡張・炎症があり、それが神経を圧迫・刺激して痛みを出し、また自律神経をも刺激してしまい諸症状を引き起こしています。

 

三叉神経・自律神経性頭痛が起きる理由

三叉神経から自律神経への反射が原因と言われていますが、諸説あり原因がはっきりしていません。

これらの一次性頭痛ですが、例えば首や肩が凝っていても、アルコールを摂取しても、気圧の変化でも頭痛が現れる人と現れない人がいますよね?
同じような状態でも、頭痛が現れる人、現れない人の差はどこにあるのでしょうか?

 

頭痛が現れる人、現れない人の差は

この差が生まれる原因は、カラダ全体のバランスの崩れが軽症か重症か、によります。

人体というのは骨・関節・筋肉・内臓・血管系・神経・自律神経・リンパなどがカラダ全体を一つのユニットとしてバランスをとっており、そこに姿勢や骨盤の位置や関係が正常かどうかが関わってきます。

このカラダ全体のバランスの崩れが軽症であれば。
例えば、姿勢の崩れ、関節の硬さなどにより、首や肩の筋肉に負担がきて、首や肩のコリを作ってしまうと、緊張型頭痛を引き起こしてしまいます。

重症であれば、姿勢の崩れや骨盤のバランス不良により、カラダ内部の組織が引っ張られ、神経をも巻き込んで引っ張り、神経にストレスを与え、片頭痛や群発頭痛、三叉神経・自律神経性頭痛を引き起こしてしまうケースもあります。

このようにカラダ全体のバランスの崩れが症状を引き起こす原因となり、またその状態を放置することによってさらに重症化していきます。

肩や首のコリはあるけれど、頭痛や他に痛みがないので…と、放置していると、緊張した筋肉が骨を引っ張り関節を歪ませ、姿勢の崩れを引き起こし、背骨と繋がっている骨盤を歪ませ、さらには体内の筋膜や腸間膜・横隔膜・広間膜などの膜構造を通して内臓の位置を変えてしまうことで内臓の働きを不良にし、重度な一次性頭痛や、さらには二次性頭痛をも引き起こしてしまいます。

頭痛を解消し、また悪化していくことを予防するために、カラダ全体のバランス低下を引き起こしている器官を早期に改善することが必要なのです。

 

頭痛を治すメリット

あなたが持っている辛い頭痛を治療すると、以下のような良い点があります。

 

痛みの緩和

頭痛だけでなく、頭痛の原因となる肩の痛みや首の痛みがある方は原因から改善していくため、頭部、首、肩、背中などの痛みも無くなり、肩こりや首こりも改善します。

 

動きやすいカラダになる

頭痛があると、種類によっては動作や振動の度に痛みが走り、本来のカラダのパフォーマンスを発揮できない状態になります。

頭痛が改善することによって、いままで動作を制限していた痛みがなくなり、あなたの本来の動きやすいカラダを取り戻すことができます。

 

天候や気圧に影響されず、ずっと良いカラダの状態を維持できる

頭痛のある方は天候の悪さや低気圧によって症状が悪化しやすい状態です。

頭痛を改善することで、これからは曇りや雨、台風の日などに症状に悩まされることなく生活することができるようになります。

 

イライラせず、人間関係が円滑になり、良い出会いが生まれる

無意識のうちに痛みでイライラ、表情に表れていたり、気分が落ち込んでいたりすると人間関係を阻害し、そのような状態では良い出会いも生まれません。

頭痛から解放されることでイライラせず、あなたの本来の明るく生き生きとした人間性が発揮され、人間関係は円滑になり、そのようになったあなたは人から好かれやすく、良い出会いが生まれるようになります。

 

集中力が上がり、仕事や趣味がはかどる

頭痛により邪魔されていた集中力が、頭痛がなくなることで解放され、集中力が上がることで仕事や趣味がはかどり、効率や成果がアップします。

 

精神面にプラス効果

頭痛がある状態というのはカラダのバランスが失われている状態です。

カラダとココロは一体であり、カラダが悪いと精神的に不安定になったり、マイナス思考になったりします。

また逆に、「病は気から」と言われているように、精神的に不安定であったり落ち込んでいたりすると、姿勢の崩れが起き、それが筋肉の張り、内臓の不調などを引き起こし、結果として「病」を負ってしまいます。

このように一体となって関係している「カラダ」を改善することにより、「ココロ」である精神面にも強いプラス効果を得ることができ、前向きに、明るくなることができます。

 

あなたが頭痛を治さないことによるデメリット

上にあなたが頭痛を治すことによるメリットを記載しましたが、今度は「頭痛を治さないことによるデメリット」についてもお話します。

頭痛があるのは、あなたのカラダのどこかに根本となる不調があり、「カラダ全体のバランスが崩れている」状態であるため、というのはご理解いただけたでしょうか。

カラダは骨や筋肉、靭帯、その他の膜組織など、非常に多くの組織で各所が繋がっています。

そして、それらのカラダに関わる組織の全てが、頭痛を引き起こしてしまう可能性を持っています。

難しい話になりますが、例えば

・腸間膜という腸を包んでいる膜が、悪い食べ物の摂取で強く緊張してしまい骨や内臓、血管、骨盤などを引っ張っている
・過去の事故などの衝撃により背骨など骨の位置がずれ、骨から心臓など内臓に付く靭帯のテンション(緊張)にアンバランスが生じ、位置を歪まされた心臓などの内臓が機能低下し、さらに他の部位を引っ張っている
・内臓や骨のズレにより筋肉のテンション(緊張)にアンバランスが生じ、強く緊張した筋肉が血管を引っ張り、または圧迫し、血流を阻害している

このような状況にある方が非常に多く居られ、頭痛を引き起こしています。

このような状況になっている方はすでに頭痛などの症状がありますが、以上のような根本の原因を放置していると、状況はさらに悪化してしまいます。

例えば、頭痛がある状態というのは肩や首、頭部の筋肉に過剰な緊張がある状態が多いです。

この状況が悪化すると、筋肉の緊張は周囲の靭帯や膜組織を通して骨や他の器官を引っ張り歪めて姿勢を崩し、内臓までをも引っ張り位置や形を歪めて、頭痛の他にもさらに肩こりや肩甲骨部の痛み、背部痛、腰痛など別の症状を引き起こしてしまいます。

カラダは骨や筋肉、靭帯といった組織の他に、筋膜や骨膜、他の膜組織などによって全身が連結しています。

そのため、どこかに強い緊張や弛緩があると、それは時間をかけて上記の組織を介して他の部位に伝達されていき、他の部位を歪ませてしまいます。

頭痛をあらわしているあなたのカラダは現在、カラダのどこかに不調があり、緊張のアンバランスがあり、カラダ全体のバランスが失われた状態で、その状態は他の部位にまで伝わり悪化・進行していきます。

そのようなデメリットを回避するためにも、早期に根本の原因を解決することが必要なのです。

 

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軽度な頭痛の方は解消法によって自分で改善することも可能です。

セルフケアしたい方に、自分だけで簡単にできる対処法をご紹介します!

※ただし、ひどい頭痛の方はこの改善方法で軽減するものの、根本となる問題までは改善することができないため、症状が改善しても早くて数時間、長く持続しても数日で症状が元に戻ってしまいます。

※また、その間に症状が無いことで根本の問題が悪化していくことに気づけない可能性があるため、この解消法は治療に行くまで症状軽減させるため、あくまで繋ぎとして行い、早めの治療をオススメします。

 

姿勢の改善

まずは姿勢を良くしましょう。

姿勢が悪いと骨や関節・筋肉に余計なストレスを与え、どんどん症状を悪くしてしまいます。

座っているとき、立っているとき、歩くときにも綺麗な姿勢を意識して、その姿勢を維持するように気をつけて生活します。

初めのうちは姿勢を正すことを忘れやすいので、時間毎に気をつけるようにし、鏡を見ることができるなら定期的に鏡で姿勢をチェックしましょう。

ちなみに私は中学1年生の頃までひどい猫背だったのですが、中学を卒業する頃には姿勢が綺麗だと良く褒められました。

無意識のうちに綺麗な姿勢を保つことができるまではかなり時間がかかりますが、綺麗な姿勢は頭痛を予防する効果もあり、一生良い効果があるため、取り組む価値は十分にあります。

 

ストレッチ

頭痛の約7割は肩こりや首こりからくる緊張型頭痛です。

その原因である筋肉の緊張状態をストレッチで改善しましょう。

ストレッチは、気持ちがいい程度の強さで行い、10秒ほど続け、間をおいて5回行いましょう。

強すぎて痛みのあるストレッチは筋組織を破壊し、逆効果なので強さには注意しましょう。

 

首周囲の筋肉のストレッチ

首の周りには、斜角筋、肩甲挙筋、板状筋群、僧帽筋などの筋肉があります。

これらの筋肉をストレッチするためには、コリを感じる部位または肩こりで痛い部位と反対側に首を倒します。

首を倒した側の手で頭を引っ張り、反対側の肩は自然に下げるようにすることでさらに強いストレッチが可能です。

例えば、右後ろの首や肩のコリがあれば、首は左前に倒し、左手で頭部を左前方へ引き、肩は右後方かつ床方向へ下げます。

 

肩の筋肉のストレッチ

伸ばしたい側の腕の肘を伸ばしたまま、反対側へ倒します。

反対の手で伸ばしたい側の腕を手前に引き、ストレッチします。

 

肩甲骨内側・外側の筋肉のストレッチ

両手を組み、肘を伸ばしたまま前に出します。

そのまま、肩を前方にさらに出すようにすると肩甲骨が開き、肩甲骨の内側の筋肉がストレッチされます。

次に肩を後方へ引くようにすると肩甲骨が閉じ、肩甲骨の外側の筋肉がストレッチされます。

この運動の間、肘は伸ばしたままであることに注意しましょう。

 

肩甲骨上下の筋肉のストレッチ

両手を組み、肘を伸ばしたまま天井方向へ上げます。

そのまま、肩を天井方向へさらに出すと、肩甲骨が持ち上がり、肩甲骨の下側の筋肉がストレッチされます。

次に、肩を床方向へ下げるようにすると肩甲骨が下がり、肩甲骨の上側の筋肉がストレッチされます。

この運動の間、肘は伸ばしたままであることに注意しましょう。

このストレッチは肩甲骨周囲の筋肉を緩め、肩甲骨はがし効果が狙えます。

 

マッサージ

筋肉を緩めるには、ストレッチ以外にマッサージもあります。

ただし、揉むのは力加減が難しく、間違えると筋線維の断裂をしてしまい、もみ返しが来てしまう可能性があるため、ここでのマッサージは筋肉を直接押す方法で行います。

マッサージは、気持ちがいい程度の強さで行い、10秒ほど続け、間をおいて5回行いましょう。

 

簡単な方法

首や肩の周囲は様々な筋肉がありますが、まず一番簡単な方法は、コリを感じる筋肉を探して押す方法です。

この方法だと筋肉名を調べて押し方を考える必要がなく簡単です。

 

直接原因の筋肉を狙う方法

良く効果のある筋肉を狙ってマッサージしたい方は、筋肉を狙って行います。

以下に紹介している他にも肩甲下筋や僧帽筋、小円筋といった重要な筋肉があるのですが、自分で押すのは困難なため今回は割愛します。

 

斜角筋群

斜角筋群は、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋があり、首の下側の前方から側方にかけて並ぶようにあります。

この筋肉は肩こりの原因になりやすく、マッサージやストレッチの効果も高いです。

 

小胸筋

肩の内側、鎖骨の下に烏口突起という骨を触れるのですが、ここから胸骨に向かってある筋肉です。

この筋肉は肩甲骨において重要な働きをすると同時に、短いためコリやすく、また五十肩などの原因にもなりやすい筋肉です。

 

肩甲挙筋

耳の穴の下あたりから肩甲骨の上側につく筋肉で、頭痛の原因になりやすい筋肉です。

耳の下から探していく方がわかりやすいです。

 

ツボ(経穴)押し法

ツボは専門的には経穴(けいけつ)と呼びます。

主に鍼灸師がよく使う治療法ですが、一般にもツボという名称で親しまれています。

ツボとは東洋医学の概念で、体内の異常に対して体表の特定部位を指圧・鍼・灸などで刺激を与えて症状の緩和を図るものです。

その内容は、場所によってはトリガーポイント(圧痛点)と呼ばれる痛みの出やすい場所であったり、末梢神経が体表に現れる出口のところであったり、ということが多いです。

トリガーポイントであれば押して伸張することで緩み痛みが緩和したり、神経であれば押すことで一時的に痛覚を伝達する神経の働きを抑えて痛みを感じにくくするなど、医学的に根拠がみられる部位や方法もあります。

押さえ方は気持ちいい程度で、強く押しすぎると逆効果です。1回の押す時間は1分程度で、3~5回行います。

 

前頭部の頭痛に効くツボ:魚腰(ぎょよう)

眼、眼窩、眼窩上部、前頭部の痛みなどある方は特に効果的なツボです。

特に頭痛が三叉神経の神経痛であることが疑われる方には効果が高いです。

三叉神経第一枝の分枝である眼窩上神経が出るところなので、神経に直接押圧が加わるため強くしすぎない点に注意が必要です。

場 所:眉毛の中心で、正面からではなく下から押し上げるように押圧する。眼の奥、やや上方に痛みが響く感じがするポイント。

押し方:机などに肘をつき、両手の親指の指腹を魚腰(ぎょよう)に当て、頭を親指に置くようにして頭の重さで押圧します。

 

目の痛みや目の周りの頭痛に効くツボ:太陽(たいよう)

太陽は、別名「眼医者ごろし」と呼ばれるほど効果のあるツボです。

頭痛や眼痛、視力低下、眼精疲労に効果があります。

場 所:目じりとこめかみの中心の位置で、高さは目じりと眉じりの間になります。

押し方:人差し指の指腹を太陽(たいよう)に当てて押圧、他の指は顔に当てておきます。

 

頭痛と自律神経に効くツボ:百会(ひゃくえ)

百会(ひゃくえ)はあらゆる頭痛のほか、精神的なストレスの緩和や自律神経の安定に効果があり、眼の疲れ、頭重感、耳鳴り、肩こり、血行不良などにも効果があるとされています。

自律神経の安定から血管拡張を抑える効果もありますので、偏頭痛への対処としても有効です。

場 所:頭の頂点で、左右の中心線と両耳から真上に上がっていった線の交点になる部位です。

押し方:人差し指の指腹を百会(ひゃくえ)に当てて押圧します。

 

前頭部の頭痛と鼻の症状に効くツボ:印堂(いんどう)

インド? いいえ、インドウです。

印堂は頭痛、眼痛のほか、鼻づまりや鼻水など鼻の疾患に効果があるとされています。

場 所:両側の眉の中間、つまり眉間にあたります。

押し方:人差し指の指腹で押さえるか、机などに肘をつき、親指の指腹を印堂に当て、頭の重さで押圧します。

 

全ての症状に効くツボ:合谷(ごうこく)

合谷手にあるツボで、「万能のツボ」と言われています。頭痛、視力低下、眼精疲労、花粉症、難聴、首や肩こり、いびき、風邪、五十肩、自律神経症状などに効果があります。

自律神経の安定から血管拡張を抑える効果もありますので、偏頭痛への対処としても有効です。

場 所:親指と人差し指の付け根が交わるところで、やや人差し指側です。

押し方:反対側の親指で、治療側の親指側から人差し指の骨に向かって押圧します。

 

後頭部の頭痛に効くツボ:天柱(てんちゅう)

僧帽筋や板状筋群の張りを緩和して肩こりを改善し、また自律神経の安定を促します。

場 所:首の後ろの髪の生え際で、中心から人差し指2本分くらい外側にあります。

押し方:人差し指と中指をひとまとめに天柱(てんちゅう)に当てて押圧します。

 

後頭部の頭痛に効くツボ:風池(ふうち)

風池(ふうち)は頭痛に効果が高く、また自律神経の安定、脳の血流改善による活性化、肩こりの改善、視力回復に効果があります。

場 所:天柱(てんちゅう)よりも更に外側で、やや上方にあります。

押し方:親指の指腹を当てて押圧します。他の指は頭蓋に触れておきます。

 

温める、または冷やす(温熱療法・寒冷療法)

温熱の効果によって血管を拡張させたり収縮させたりして症状の緩和を図ります。

頭痛の種類によってどちらを選択するか分かれるため、注意して行ってください。

 

温める方がよい頭痛

緊張型頭痛のように、肩こり・首こりなどを元に、ズーンとくる鈍痛や締め付けられるような頭痛の場合には温めたほうが有効的です。

温熱療法の効果によって血管を拡張させ、血流量が増えることにより筋肉へ酸素・カルシウムなどの栄養がたくさん届くようになり、コリ固まった筋肉をほぐし、肩こり・首こりからくる頭痛を改善することができます。

 

冷やす方がよい頭痛

片頭痛(偏頭痛)の場合は血管が拡張することで周囲の神経を圧迫して痛みを発生させているので、痛む部分を冷やす方が有効です。

寒冷療法の効果によって血管を収縮させて神経への圧迫を解放し、同時に痛みを脳に伝達する神経自体の速度を遅くすることができるので頭痛自体を軽減させることができます。

逆に温めると血管がさらに拡張してしまい、激しい痛みになってしまう可能性があるため、注意しましょう。

他にも、炎症が症状を引き起こす原因となっている頭痛や、ズキンズキンと脈打つような頭痛であれば冷やしたほうがよいでしょう。

また、緊張型頭痛は温めたほうがよいと記載しましたが、冷やしても寒冷療法による神経伝達速度を遅らせる効果によって痛みは緩和されます。

ただし血管拡張効果は温熱療法の方が高いので、筋肉を緩めるという効果も狙うため温熱療法の方が有効です。

 

頭痛解消グッズ

頭痛の解消のために、様々なグッズが販売されています。

その中でも、私が実際に使用した、または効果がある商品をいくつかご紹介します。

頭痛の大部分を占める緊張型頭痛では肩こり、首こりから頭痛が起こりやすいので、頭痛解消グッズはほとんどが肩こり・首こり解消グッズになっています。

そのため、緊張型頭痛を治療したい方にはオススメです。

 

アテックス(ATEX) 指圧器 ルルド グリグリ ブラック ATX-2030bk


これは、背中や肩甲骨の辺りなど押しにくい場所を押してストレッチするための指圧の器具です。

とても安価で軽く丈夫で、たわみにくく力が上手く伝わります。

 

オムロン ネックマッサージャ ブラウン HM-141-BW


これはヒーター内臓のもみ玉が温めながら筋肉をほぐす電動マッサージ機です。

小型ながら十分なパワーがあるので、頑固な肩こりや首こりからくる頭痛を軽減してくれます。

私も持っていますが、とても気持ちがいいです。

ただし強く使いすぎると筋肉を傷めてしまう危険性がありますので、気持ちいい程度で使用する必要があります。

 

(イルマレ)Il Mareエアー ネック ストレッチャー(ブラウン)


これは頭部と身体をエアーで引き離すように伸ばすことで、主に首の筋肉をストレッチする器具です。

病院やクリニックなどで頚椎(首の骨)牽引という、頚部を引き伸ばす機械があるのですが、それと同じ治療を自宅で簡単に行える利点があります。

もちろん病院などに置いてある医療機器の頚椎牽引器ほどの牽引力はありませんが、とても簡単に使えてストレッチ効果もなかなかある品です。

 

コンパクトハンディ氷のう


これは患部を冷やす(寒冷療法)ための氷のうです。

片頭痛(偏頭痛)では血管が拡張することによって三叉神経を圧迫・刺激することで頭痛が現れているため、冷やすことによって片頭痛(偏頭痛)の症状を改善することができます。

使用する際は、こめかみなどのズキズキと脈を打っている血管の部位をこの氷のうで冷やし、血管を収縮させます。

その際、なにか動作をしていると頭痛が増悪したり、氷のうがズレたりしますので、安静にしている方が良いです。

 

あずきのチカラ 首肩用


これは肩や首の筋肉を温めて肩こり・首こりを緩和し、頭痛を解消する温熱器具です。

筋肉の緊張は血管拡張による血流改善で緩和が期待できますので、このような温熱器具は効果が高いです。

ただし、片頭痛(偏頭痛)は原因のところで記載してあるように血管拡張による神経圧迫で頭痛を引き起こしている可能性があるので、片頭痛(偏頭痛)を治療したい方にとっては温熱は逆効果になる可能性があり、注意が必要です。

もし温熱で頭痛が強くなるようであればしない方がいいでしょう。

ちなみにあずきの効果については専門外なのでよくわかりませんが、より効きそうな雰囲気は伝わります。

 

ピップ マグネループ EX 高磁力タイプ


これは磁気によって血行を促進・改善し首や肩のコリを改善する器具です。

磁気治療機の働きは、血液成分はプラスイオンとマイナスイオンのものがあり、これに磁力を与えることによって「フレミングの左手の法則」により、血液の流れが促進され、血行が良くなる、とされています。

正直、理論は実際に肩こりを改善できるかどうかわからないですが、レビューを見ても良くなったという人が多数いますし、私の周りでも効果があったという方が多数いらっしゃったのでご紹介します。

磁気が効いているのかもしれませんし、プラセボ効果かもしれません。

どちらにしても、完全に信じ込んで使わないとプラセボ効果は起きないので、使うと決めたら上記の理論を強く信じましょう。

信じる者は救われるかもしれません。

 

アイリスオーヤマ 枕 高さ調整8通り


これは高さが自在に調節できる枕です。

特に緊張型頭痛の方は枕の高さが合っていないと寝ている間ずっと筋肉に負担がきてしまい、肩こりや首こりを増強しやすいので、枕の高さはとても大事です。

枕の高さの調整は、仰向けであればアゴが出過ぎない、引きすぎない、ちょうどよい高さ。横向きであれば、眉間・鼻・口の中心・首の中心が水平に一直線になるように調整しましょう。

枕の、首にあたる部分の方が必然的に高くなります。

 

オムロン 低周波治療器 ホワイト HV-F022-W


これは貼り付けるタイプの低周波治療機です。

低周波治療機とは、筋肉に低周波(100hz以下)の電流を流し、筋肉の収縮を促すことで筋肉内の血管の血流を促進し、血行改善により肩こりや首こりの緩和を図る器具です。

貼り付けるタイプですので肩だけでなく首にも使用することができ、便利です。

ただし効果はあくまで表面の筋肉ですので、運動が面倒くさくない方は運動で首や肩の筋肉を動かした方がインナーマッスルまで活動させることができ、効果は高いでしょう。

運動をする時間がなく、仕事終わりに自宅でゆっくりと改善したい方などには向いていると思います。

 

La-VIE(ラヴィ) かたお ストレッチ ボール マッサージボール


これは、床に置いてその上に緊張を緩和したい部位をのせて、自分の体重で指圧効果を狙う器具です。

ガムテープなどで連結したテニスボールでも同様の効果を狙えますが、手軽に見た目綺麗で硬さが選べる点はメリットがあります。

ただし自重でストレッチをする場合、強すぎると筋肉を傷める危険性があるため、刺激が強すぎると感じた場合は本商品の下に畳んだバスタオルを敷くなどして強さを調整しましょう。

上手に使えばかなり筋肉をほぐすことができ、肩こり・首こり、そして頭痛の軽減を狙うことができます。

 

頭痛に効く飲み物

頭痛に効く成分を含んでいる飲み物や食べ物を摂取して症状を抑える対処法もあります。

 

片頭痛(偏頭痛)対策!症状を軽くする飲み物・食べ物

片頭痛(偏頭痛)は血管が拡張して三叉神経を圧迫・刺激することで痛みが発生しているので、血管を収縮させることで症状の改善が図れます。

 

カフェイン

カフェインには血管を収縮させる作用があります。

これにより脳の血管を収縮させ、頭痛の緩和が期待できます。

食べ物でカフェインを多く含むものもありますが、飲み物に比べるととても少ないので、飲み物で摂取するほうが適切でしょう。

また、カフェインを摂取しすぎると逆に片頭痛(偏頭痛)を引き起こしたり、増悪させる危険性がありますので、片頭痛(偏頭痛)のある方が摂取すると良い目安の量を記載しています(1日あたりの目安摂取量は100mgを基準に換算しています)。

カフェインを多く含んでいる飲み物

玉露 1日に摂取する目安量:お茶椀1~2杯
ココア 1日に摂取する目安量:カップ1杯
コーヒー(ドリップ) 1日に摂取する目安量:カップ半分~1杯(少なめ)
コーヒー(インスタント) 1日に摂取する目安量:カップ1杯~1杯半
コーヒー(缶) 1日に摂取する目安量:1本
栄養ドリンク 1日に摂取する目安量:2本
抹茶 1日に摂取する目安量:お茶椀2杯
ココア 1日に摂取する目安量:カップ2杯
紅茶 1日に摂取する目安量:カップ3杯~4杯
ほうじ茶 1日に摂取する目安量:カップ3杯~4杯
ウーロン茶 1日に摂取する目安量:カップ3杯~4杯
緑茶 1日に摂取する目安量:カップ3杯~4杯
ちなみに・・・麦茶はノンカフェインです

この程度の量であれば1日に摂取するのはそう難しくはないでしょう。

逆に、日頃からこれらの飲み物を飲んでいらっしゃる方は、飲みすぎてカフェイン過剰による偏頭痛を引き起こしている可能性がありますので、制限して偏頭痛の変化をみてみると良いでしょう。

 

トリプトファン

片頭痛(偏頭痛)や群発頭痛などの血管が拡張することによって起こる頭痛は、セロトニンという自律神経を整える作用をする物質が不足することで、自律神経が乱れて血管が拡張してしまい頭痛を引き起こしてしまうと言われています。

片頭痛(偏頭痛)になりやすい人はこのセロトニンを日常生活の中で上手に摂取できておらず、セロトニンの量が少ない人が多い傾向にあります。

セロトニン不足を予防するためには、セロトニンが作り出される元となる物質「トリプトファン」を多く摂取することが必要になります。

そこで、トリプトファンを多く含んでいる食べ物と飲み物を記載します。

1日あたりの目安摂取量は200mg~400mgを基準に換算しています

トリプトファンを多く含んでいる食べ物・飲み物

プロセスチーズ  1日に摂取する目安量:75g~150g
アーモンド  1日に摂取する目安量:100g~200g
肉類  1日に摂取する目安量:100g~200g
赤身の魚 1日に摂取する目安量:100g~200g
白米 1日に摂取する目安量:200g~400g
蕎麦 1日に摂取する目安量:100g~200g
豆乳 1日に摂取する目安量:400ml~800ml
牛乳 1日に摂取する目安量:500ml~1000ml
ヨーグルト 1日に摂取する目安量:500ml~1000ml

トリプトファンはたんぱく質に多く含まれ、飲み物よりも食べ物の方が簡単に摂取できます。

ただしトリプトファンを含むものだけを大量に摂取すると他の必要な栄養素が不足してしまうので、他の栄養素も摂取できるようバランスよく、食事を行いましょう。

 

緊張型頭痛対策!症状を軽くする飲み物・食べ物

緊張型頭痛は肩こり・首こりなど固まってしまった筋肉が血管を締め付け、血流量が減ることでさらに筋肉を縮めてしまい、ひどい筋肉の緊張から頭痛を引き起こしてしまっているので、血管を拡張させ、血流量が増えることにより筋肉へ酸素・カルシウムなどの栄養がたくさん届くようにしてコリ固まった筋肉をほぐすことで、肩こり・首こりからくる緊張型頭痛を改善することができます。

 

生姜(ショウガ)

生姜は加熱調理することで、血管拡張作用と身体を温める作用、抗炎症作用がありますので、緊張型頭痛には最適です!

血管拡張によって筋肉への血流量が増加して緊張緩和、身体を温める作用によって温熱効果でさらに血管が拡張、抗炎症作用によって炎症状態にある筋肉を落ち着かせ、トリプル効果で頭痛を和らげてくれます。

ちなみに生で摂取しても血管拡張作用は得られますが、解熱作用があり、温熱効果はなく、逆に冷やしてしまいます。

ただし、生姜は摂取しすぎると刺激が強すぎて胃が荒れたりするので、1日10g程度を目安にしましょう。

 

ビタミン

ビタミンが疲労回復や血流改善の働きをするため、不足すると症状が悪化します。

不足することの無いようバランスよく摂取しましょう。

 

ビタミンB1

ビタミンB1は疲労を回復し、代謝を助けるため有効です。

ビタミンB1を多く含む食品:豚肉、たらこ、いくら、鳥レバーなど。豚肉がベストです。

 

ビタミンB12

ビタミンB12は血液を造る作用で働き、不足すると肩こりが起きます。

ビタミンB12を多く含む食品:しじみ、赤貝、すじこ、牛レバー、あさり、いくら、鳥レバー、いわしなどです。

 

ビタミンE

ビタミンEは血行を良くする働きがあり、不足すると肩こりや首こりが起こりやすくなります。

ビタミンEを多く含む食品:すじこ、いくら、鮎、イワシ、たらこ、めんたいこ、もろへいやなどです。

 

カルシウム

カルシウムは筋肉の働きをすることに使われるほか、筋肉や骨を作るうえで重要な栄養です。

カルシウムを多く含む食品:桜えび、プロセスチーズ、しらす干し、鮎、カマンベールチーズなどです。

 

マグネシウム

マグネシウムはカルシウムの働きを助け、マグネシウムが減るとカルシウムも減ってしまうほど重要な働きをします。また、血液循環を正常化する働きがあるので、肩こり・首こりに直接的な効果があります。

マグネシウムを多く含む食品:なまこ、しらす干し、豆みそ、油揚げ、ゆで大豆、あさり、納豆などです。

 

頭痛薬や消炎鎮痛剤など、痛みを抑える薬を早めに飲む

頭痛薬に対して拒否の強い方もいらっしゃいますが、あまりに強い痛みを我慢して仕事や家事、趣味をしても効率が上がりませんし、人間関係は悪くなり、成果がでにくいです。

症状がひどい場合は我慢せず、頭痛薬を服用しましょう。

できれば市販品ではなくきちんと病院やクリニックを受診し、頭痛のタイプに合う成分の消炎鎮痛剤を処方して貰った方が良いです。

市販品は第二類医薬品が多く、処方薬などの第一類医薬品よりも効果が低いです。

また、あらゆる頭痛に適応させるため、自分に合っていない成分も含まれている可能性があり、効果を高めるために眠気を起こす成分や、その他の成分が含まれています。

処方薬は市販品に比べ効き目が良く、余計な成分を摂取せずに済み、眠くならないものが良いとか、胃が荒れやすいので制酸剤を一緒に貰いたい、などの自分に合ったオーダーメイドの処方をいただけるのでベストです。

また、漢方なども処方できるため、副作用が少なく、広い効果を求めることができます。

頭痛が強くなってから服用しても頭痛を抑えきらないことがありますので、頭痛の起こり始めに服用しましょう。

ただし、痛み止めはあくまで痛みを止める、だけ。

元の原因を治療することはできないので、根本となる原因の治療は考えなければいけません。

 

セルフケアの注意点

ここまでご紹介したセルフケアで、かなり頭痛の軽減が図れると思います。

ただし、頭痛の軽減が図れても根本の原因、例えば姿勢の崩れや内臓の位置不良などは改善することができないため、いずれは症状が悪化していきます。

悪化を予防するため、またはセルフケアで症状の改善を得られないほどのひどい頭痛、またはその原因をお持ちの方は別の治療が必要になります。

 

ひどい頭痛の方がスッキリ症状が無くなり再発しないカラダを取り戻す方法

原因のところでお話したように、あなたの頭痛は姿勢や骨盤の位置と傾き、骨・筋肉・関節・神経・自律神経・内臓・リンパ・血管系・ココロと精神などの不調があり、カラダ全体のバランスが崩れることで現れています。

そのため、セルフケアや通常の整体、カイロプラクティック、マッサージ等で筋肉を緩め姿勢を治しても、根本の原因となる部位の不調があれば、また元と同じ症状を出す状態に戻ってしまうのです。

このカラダ全体のバランスが崩れた状態を治すには、バランスを崩す根本の原因となる器官の不調を見つけ、治療を行い、再度カラダのバランスを取り戻すよう調整を行う以外にありません。

逆に言えば、根本の原因を取り除き、カラダ全体のバランスを取り戻すことによって、辛い片頭痛(偏頭痛)の痛みや、頑固な肩こりから緊張型頭痛になりお悩みの方も治る可能性があるのです。

そして、カラダ全体を綿密に検査し、様々な器官の不調を発見して治療を行い、再度カラダ全体のバランスを整えることができる方法が「オステオパシー」です。

 

 

あなたの症状を引き起こしている根本の原因とは

あなたはこんな経験がありませんか?

整骨院やマッサージ店に通っているが良くならない
痛み止めの薬や注射、湿布、電気治療で症状をごまかしている
いろんな対処法を試したが良くならなかった
症状があるのに病院で原因不明と言われて困っている

多くの方は、痛みや症状があれば病院やクリニック、そこで良くならなければ、整骨院やマッサージ店に行くでしょう。

ですが、それでも良くならない方というのはとても多くいらっしゃいます。

それはなぜなのでしょうか?

人間のカラダは頭からつま先まで全て筋肉の膜などの組織によって繋がっており、全ての器官は相互関係があり、全体として機能しているので、症状の起こっている部位のみの改善では根治することはできないのです。

 

あなたの過去のトラブルが症状を作っている

例えば以下のような経験がある場合

出生時に吸引分娩・鉗子分娩・帝王切開・出産時のトラブルよるダメージを受けていた
骨折または捻挫などの大怪我によってカラダにダメージを受けていた
交通事故または強い転倒・転落などで、神経や内臓に強い衝撃を受けていた
てんかんや脳震とうなどの脳に直接ダメージを受ける病気を持っている
肩こりや腰痛などを我慢し続け、内臓の位置まで変わってしまった
筋肉が張り、骨や関節を歪ませ、姿勢の崩れや骨盤の位置が不良になってしまっている

このような状態があると、いくら筋肉を緩めても姿勢を直しても、元々の原因は改善されないままです。

そのため、一時的に改善したとしても、数日、あるいは数週間で元の状態に戻ってしまいます。

症状を改善するためには、全ての不調を出している組織を改善すること。

そして筋・骨に加え、内臓、神経系、血管系、リンパ系も含めたカラダ全体のバランスを整えることが必要不可欠なのです。

大変そうに思えますが、よく考えるとそれは当然のことではないでしょうか?

人間は本来、どの器官にも不調を持たない状態が最善なのですから、どこかの器官に不調を残しておいていいはずがありません。

 

オステオパシーで痛みや症状の再発しないカラダを取り戻す

都城オステオパシー治療院では、施術に「オステオパシー」という医学の理論を用います。

オステオパシーの概念では、「自然治癒力の向上」を目的として施術を行っていきます。

人間には本来、「自然治癒力」といって、自分のカラダを改善していく仕組みがあります。

ケガをした際に傷がふさがっていくのと同じ原理です。

風邪でも病気でもケガでもどのような症状でも、本来の自然治癒力があれば治っていくはずなのですが、なぜそれが失われているのでしょうか?

それは、上記したようにカラダの器官のどこかに不調があるからです。

人間は本来、「自然治癒力」によってどんな症状も改善するもの。

ですが、その自然治癒力を越える大きなトラブルに遭ってしまうと、完全な治癒力を発揮できなくなってしまうのです。

ですから、オステオパシーでは身体各器官の不調を取り除いて、本来の「自然治癒力」を取り戻します

こうすることによって、症状を改善するだけでなく、再発しないカラダ作りを行えるのです。

 

都城オステオパシー治療院の施術方針

あなたの症状は、カラダ全体のバランスを崩している様々な不調によって作られています。

当院では痛み・症状を引き起こしている原因を特定するため、入念な検査を行います。

問診では、出生時から現在までに至る、詳細なトラブル。

つまり、出生時のトラブルや骨折などの重大なケガや病気、事故などの強い衝撃、その他にも詳細な問診を通して原因を特定します。

検査では骨や筋肉の問題、姿勢だけにとどまらず、内臓の位置や動き、神経や血流・リンパの流れ、感情に至るまで人体の全ての器官を、そして症状の部位だけでなく必ず全身を調べます。

ここまで綿密な検査を行い、本当の原因を特定することで根本から改善することができるのです。

都城オステオパシー治療院では、その症状を引き起こしている原因を特定し、根本から改善することのみ目的としており、症状を抑えるだけの「対症療法」は行いません

また、オステオパシーの施術は、そのほとんどがとてもソフトな施術で、眠ってしまう方もたくさんいらっしゃいます。

全ての施術がソフトというわけではなく、関節を瞬間的に矯正するテクニックや、比較的強い圧をかけるテクニックもあります。

施術がソフトかそうでないかではなく、適切な施術を正確に施す事が重要なので、施術を受ける方の感性も考慮して、その都度、最善の施術方法を選択しています。

また、そのような施術が苦手な方は他の方法で行うことも可能なので、不安をお持ちの方は遠慮なくお申し付けください。

当然ながら、お子様や妊娠中の女性、ご高齢の方にはよりソフトで低刺激な技術のみを用います。

 

治療院がひしめく宮崎・鹿児島エリアで、
都城オステオパシー治療院が選ばれ続ける5つの理由

 

症状の原因を探しだし、即攻性があり痛くない施術で高い効果と持続性を実現

都城オステオパシー治療院では施術に入る前に、お客さんの症状や身体の状態を問診や検査で把握します。

あなたの症状は、出生時から現在までに至る、様々なトラブルが原因となり現れています。
つまり、帝王切開や吸引分娩などの出生時のトラブルや、骨折などの重大なケガや病気、事故や転倒などの強い衝撃、不良姿勢や悪い食べ物から作られた内臓の不良、その他にも様々な原因があり、検査を通してあなたの症状を作っている根本の原因を特定します。

検査では骨や筋肉の問題、姿勢や骨盤だけにとどまらず、内臓の位置や動き、神経や血流・リンパの流れ、感情に至るまで人体の全ての検査を行います。

人の今まで抱えてきた問題、経歴などは人それぞれ。全く同じ身体状態、原因ということはないため、当院では一律な流れの施術は行いません。

全てあなたの原因に合わせた、オーダーメイドの施術になります。

また、施術においては身体に触れている程度のやさしい刺激で、痛みを感じることはほとんどありません。

そのため、身体に負担を掛けずに、高い効果と持続性を両立できます。

施術の流れ

10年の豊富な経験と多数の実績!国家資格保持者が施術するから安心

当院は理学療法士という『国家資格』を取得した院長が必ず施術を行います

解剖学や生理学、神経学など医者も学ぶ分野において国が定めたレベルの医学知識をクリアしていますので、安心して施術を受けていただけます。

また、病院で理学療法士として10年という豊富な臨床経験を積んでおり、様々な状態の患者様へ施術を行い、多数の改善実績と経験があるため、安心して施術を受けていただけます。

施術者紹介

再発のない根本改善を実現します

痛みや辛さの原因を見極め、再発しないよう根本的な原因に対する施術を行うことで、多くの方に喜んで頂いております。

当院では、
筋肉、神経、骨、関節、靭帯・腱、内臓、リンパ、神経、自律神経、内分泌系、脳や脊髄と脳脊髄液の循環、血管と血液循環、心や精神、その他にもさらに深い問題まで原因を追及し、各所の根本となる問題を解決するための施術を行います。

そして症状を改善するだけでなく、症状が再発しないように、不調の無くなった状態からさらに全身のバランスを調整し、ずっと続く健康なカラダ作りを行います。

各療法の対応できる疾患3

施術の回数と期間

周囲の目を気にする必要がない、お店に入りやすく居心地の良い整体院

整体と聞くと抵抗を感じる方がいらっしゃるかと思います。

周囲の目があり、「お店に1人で入りづらい」というのがその多くの原因。

特に女性から、整体のお店に1人で入るのには勇気が必要だとよく聞きます。

その点、都城オステオパシー治療院は人目を気にすることなく来院していただけます。

なぜなら、当院は静かな住宅地にあり、自宅開業のお店なので外見からは普通の一軒家だからです。

友達の家に行くような感覚で、周囲の目を全く気にする必要のないところがいいと女性に評判です。

また都城オステオパシー治療院は完全個別対応となっております。

お車でお越しの方は、前の時間帯のお客様が終了するまで車でお待ちいただいているため、待合室で他の患者様と一緒に過ごすことがありません。

そのため、施術中に他のお客様の声が聞こえてしまい落ち着かない、集中できないということがありませんし、毎回施術者が変わることもありません。

あなたの体の症状が良くなっていくことにだけ集中していただけます。

 

治療院紹介

月32時間以上の技術研鑽を継続しています

当院はどこに行っても良くならなかった方を対象にしており、その為、来院される方は長く痛みや症状を我慢し、重い症状となった方が多いです。

その方達に一日でも早く、より良い体の状態を取り戻してもらうために、日々の技術研鑽は惜しみません。

国家資格はあくまで基礎医学の知識であり、良い施術家というのは、どれだけ良い勉強と経験を積んでいるかが重要になります。

毎週の技術研鑽を目的とした練習会を欠かさず行い、定期的に大阪など県外にまで行き、より患者様のためになる施術を追い求め研鑽を続けています。

ここまでの努力をしているからこそ、自信を持って、「その症状を諦めないでください!」と言えるのです。

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私が施術を通して、あなたの人生をより豊かにするためのサポートをいたします。

都城オステオパシー治療院
院長  蛯原 孝洋