朝起きると頭痛がする原因は?繰り返す起床時頭痛の受診目安
朝起きたときの頭痛は、原因を一つに決めつけないことが大切です

「朝だけ頭が重い」「起きた瞬間から頭痛がする」「休日に長く寝た日に頭痛が出る」。起床時の頭痛には複数の背景が考えられます。
睡眠時間の変化、片頭痛、薬の使用状況、睡眠中の呼吸障害などが関連する場合もあるため、「枕や首の歪みだけが原因」と決めつけず、頭痛のパターンと睡眠状態を一緒に確認することが重要です。
いびき・無呼吸・日中の強い眠気がある場合は睡眠時無呼吸の確認を
睡眠時無呼吸症候群では、いびき、日中の眠気、熟睡感の低下などとともに起床時頭痛がみられることがあります。家族から睡眠中の呼吸停止を指摘される、強いいびきがある、日中に眠気が強い場合は、呼吸器科や耳鼻科など医療機関で睡眠の検査について相談してください。
片頭痛では睡眠の変化が発作パターンに関係することがあります
寝不足だけでなく、普段より大幅に長く寝た日などに頭痛が起こる方もいます。頭痛ダイアリーに就寝・起床時刻、頭痛が始まった時間、服薬、月経や天気なども記録すると、自分のパターンを把握しやすくなります。
朝の頭痛でも、次の症状は医療機関を優先してください
- 突然起きた非常に強い頭痛
- 朝の頭痛が日ごとに強くなっている
- 麻痺・しびれ、ろれつの異常、意識変化がある
- 発熱、繰り返す嘔吐などを伴う
- 頭部外傷後に続いている
当院で確認すること
必要な医療評価を受けたうえで、朝の頭痛と同時に首・肩・顎周辺のこわばりがある方では、寝姿勢だけでなく日中の姿勢や身体の使い方も含めて確認します。
枕の高さを一律に決めたり、首を矯正すれば朝の頭痛が改善すると断定したりすることはありません。首の可動性、肩甲帯、顎、胸郭、呼吸、仕事上の負担などを個別に確認します。
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執筆・確認
院長 蛯原孝洋(理学療法士)。睡眠時無呼吸や頭痛疾患の診断は医療機関で行います。