天気・気圧で頭痛が起こるのはなぜ?片頭痛との関係と対処
雨の前・台風・気圧変化で頭痛を感じる方へ

「雨が降る前に頭が重くなる」「台風が近づくと片頭痛が起きやすい」「天気予報より先に頭痛で気づく」という方がいます。天候の変化を頭痛のきっかけとして感じる人はいますが、天気だけを唯一の原因と決めつけることはできません。
睡眠不足、寝すぎ、食事、ストレス、月経、薬の使用状況など複数の条件が重なることもあるため、自分の発作パターンを記録することが重要です。
片頭痛では「誘因」を知ることが役立ちます
片頭痛は一次性頭痛の一つで、発作の起こり方には個人差があります。日本頭痛学会の頭痛ダイアリーでも、天気、寝すぎ、イベント、月経など気づいたことを記録する方法が案内されています。
「低気圧の日は必ず頭痛になる」と思い込むより、実際に頭痛が起きた日と天気、睡眠、食事、服薬を数週間~数か月記録すると、自分にとって再現性のあるパターンかを見つけやすくなります。
天気がきっかけでも、危険な頭痛は別に考えます
天気が悪い日に起きた頭痛でも、突然の激痛、経験したことのない強い頭痛、麻痺・しびれ、ろれつの異常、意識変化、高熱、急速な悪化がある場合は「天気痛」と自己判断せず医療機関へ相談してください。
天気による頭痛で見直したい生活のポイント
- 起床・就寝時刻を大きくずらさない
- 寝不足だけでなく、休日の極端な寝すぎにも注意する
- 水分や食事を極端に抜かない
- 頭痛薬を使用した日数も記録する
- 発作時に無理に運動や強いストレッチをしない
当院で確認するのは「天気そのもの」ではなく身体側の条件です
当院では気圧を治療することはできません。医療機関で片頭痛などの診断・治療を受けている方では、その治療を続けながら、首・肩・顎・胸郭の緊張、睡眠、仕事姿勢など、身体面で重なっている負担がないかを確認します。
オステオパシーでは身体を複数の要素から評価しますが、「気圧で自律神経が乱れているので特定の骨を矯正すれば改善する」といった単純な因果説明は行いません。
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執筆・確認
院長 蛯原孝洋(理学療法士)。頭痛の診断・薬物療法は医療機関の役割です。当院では必要な医療を妨げない範囲で身体面を評価します。