群発頭痛とは?目の奥の激痛・涙・鼻水を伴う頭痛の特徴と受診目安
片側の目の奥を「えぐられるように」強く痛む頭痛では群発頭痛も確認します

群発頭痛は、片側の眼の周囲から前頭部・側頭部にかけて非常に強い痛みが起こる一次性頭痛です。日本頭痛学会では、数週から数か月の一定期間に発作が集中し、夜間・睡眠中に起こりやすいこと、痛む側の目の充血・涙、鼻水・鼻づまりなどを伴うことが特徴として説明されています。
「目の奥が痛い」という理由だけで群発頭痛と判断することはできません。片頭痛、眼科疾患、その他の頭痛との鑑別が必要です。
群発頭痛でみられる代表的な特徴
- 片側の眼の周囲・眼の上・こめかみなどに非常に強い痛みが出る
- 1回の発作は未治療で15〜180分程度続くことがある
- 同じ側の涙、目の充血、鼻水・鼻づまり、まぶたの腫れ・下垂などを伴うことがある
- 発作中にじっとしていられず、落ち着かない状態になることがある
- 一定期間、ほぼ毎日のように発作を繰り返すことがある
これらは診断基準の一部を患者向けに整理したもので、自己診断のためのチェックリストではありません。
片頭痛とは症状の出方が異なることがあります
片頭痛では、動くとつらいため静かな場所で横になりたくなる方が多い一方、群発頭痛では発作中に落ち着かず動き回る方が多いことが知られています。また、群発頭痛では痛む側の涙・鼻症状などの自律神経症状が目立つことがあります。
群発頭痛には医療機関で行う治療があります
群発頭痛は非常に強い痛みを伴いますが、医療機関では発作時の治療や予防療法が行われます。日本頭痛学会は、発作時治療としてトリプタン製剤や酸素吸入など、予防療法として医師が状態に応じて選択する薬物療法を案内しています。

群発頭痛が疑われる場合は、頭痛専門医・脳神経内科・脳神経外科などで適切な診断と治療を受けることが重要です。
初めての激痛・いつもと違う頭痛では「群発頭痛だろう」と決めつけない
初めて経験する非常に強い頭痛、突然ピークに達する頭痛、麻痺・しびれ、言語障害、意識変化、高熱などがある場合は、くも膜下出血など二次性頭痛の除外が優先です。救急医療を含めて速やかに受診してください。
群発頭痛の治療と並行して、当院で関われる範囲
群発頭痛そのものには医療機関で行う治療があります。その治療を優先しながら、別に首・肩・顎など筋骨格系の不調がある場合は、当院でその身体面をご相談いただけます。
当院の施術は群発頭痛の医療治療を代替するものではありませんが、併存する身体の負担については個別に確認します。
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執筆・確認
院長 蛯原孝洋(理学療法士 第57859号)。公開時点の医学情報と当院での臨床経験をもとに作成しています。この記事は一般的な健康情報であり、病気の診断や医療機関での治療を代替するものではありません。