頭痛ダイアリーのつけ方|無料で使える28日記録シート
頭痛は「痛かった記憶」だけでなく、記録してみるとパターンが見えやすくなります

診察のときに「最近よく頭が痛い」と伝えようとしても、1か月前の頭痛が何日あったか、薬を何回使ったか、吐き気があったかまで思い出すのは難しいものです。
日本頭痛学会は、頭痛が起きた日時、痛み方、持続時間、吐き気、光・音への過敏、薬の使用、日常生活への影響、天気や寝すぎなど気づいたことを記録する頭痛ダイアリーを案内しています。
当院オリジナル「28日頭痛ダイアリー」を無料で使えます
当院では、A4横向き2ページで28日分を記録できるオリジナルシートを作成しました。印刷して手書きで使用できます。
記録できる項目:朝・昼・夜の痛みの強さ、痛み方、痛む場所、吐き気・光・音過敏、使用した薬と効果、生活への影響、睡眠・天気・月経・仕事などのメモ。
このPDFは診断用ツールではありません。医療機関で診断を受ける際の情報整理や、自分の頭痛の変化を把握する補助として使用してください。
1|まず「頭痛があった日」を記録します
頭痛がなかった日も含めて記録すると、1か月のうち何日頭痛があったかが分かります。「ほぼ毎日」と感じていても、実際の日数を数えることは、慢性頭痛や薬剤の使用過多を医師へ相談するときに役立ちます。
2|朝・昼・夜で痛みの強さを0〜3で記録します
- 0:頭痛なし
- 1:軽い
- 2:中等度
- 3:強い
細かな10段階評価が負担になる方は、まず4段階でも構いません。毎回同じ尺度を使うことの方が大切です。
3|痛み方と場所を短く書きます
「ズキズキ」「締め付け」「刺す・電撃のよう」「後頭部」「こめかみ」「目の奥」など、本人が感じた言葉で構いません。痛む場所や性質だけで自己診断する必要はありません。
4|吐き気・光・音など一緒に起きた症状を記録します
片頭痛の診療では、吐き気、光過敏、音過敏、動くと悪化するかなどが重要な情報になります。視界がチカチカするなどの前兆があった場合もメモしてください。
5|薬を使った日は「薬名」と「効き方」を書きます
頭痛薬の使用日数が増えている場合、薬剤の使用過多による頭痛が問題になることがあります。市販薬・処方薬を問わず、使用した日を記録してください。処方薬を自己判断で中止するのではなく、記録を医師へ見せて相談します。
6|睡眠・天気・月経・仕事などは「原因」ではなくメモとして残します
天気、寝不足、寝すぎ、月経、長時間運転、仕事の忙しさなど、頭痛と一緒に変化していると感じたことをメモします。1回一緒に起きただけで原因と決めつけず、数週間記録して繰り返すパターンがあるかを見ます。
記録は医療機関へ持参してください
頭痛ダイアリーは、片頭痛・緊張型頭痛などの診断や治療経過を医師へ伝えるときにも役立ちます。当院へ相談される場合も、医療機関での診断内容や服薬情報と一緒に見せていただくと、生活上・身体上の負担を整理しやすくなります。
危険な頭痛では記録より受診を優先してください
突然の激しい頭痛、神経症状、高熱、意識変化、頭部外傷後の悪化などがある場合は、ダイアリーをつけて様子を見るのではなく医療機関を優先してください。
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執筆・確認
院長 蛯原孝洋(理学療法士 第57859号)。公開時点の医学情報と当院での臨床経験をもとに作成しています。この記事は一般的な健康情報であり、病気の診断や医療機関での治療を代替するものではありません。
