何度も繰り返す頭痛・肩こり・腰痛にお悩みではありませんか? 薬や湿布、マッサージで一時的に楽になってもまた繰り返す症状に対し、オステオパシーでは痛む場所だけでなく全身のつながりを検査し、身体全体の状態を確認し、一人ひとりに合わせた施術を行います。

脳震盪後の回復で確認したいこと|首・めまい・睡眠とオステオパシー

脳震盪後の回復では、「とにかく安静にする」「頭だけを治す」といった一つの考え方だけではなく、症状に応じて首、めまい・バランス、視覚、睡眠、運動耐容能などを分けて確認することが大切です。当院では医学的な安全確認を前提に、オステオパシーの全身的な視点も加えて身体を評価します。

オステオパシー理論と医学的評価は分けて考えます

伝統的なオステオパシーでは、頭蓋・膜系・仙骨、頸椎、胸郭、呼吸などの連動を臨床モデルとして考えます。これは脳震盪の病態を医学的に診断する説明とは異なります。当院では両者を混同せず、必要な医療評価を受けたうえで身体面から施術対象を考えます。

脳震盪後に確認したい5つのポイント

1. 頭痛のタイプ

片頭痛に似た頭痛、首から関連する頭痛など、脳震盪後の頭痛は一様ではありません。強さだけでなく、いつ出るか、何で悪化するか、光や音への過敏があるかなどを確認します。

2. 首の痛み・動き

脳震盪を起こすほどの衝撃では、同時に頸部へ負担が加わっている場合があります。国際的なコンセンサスでも、頭痛・めまい・首の痛みが続く場合に頸部・前庭系を含むリハビリが推奨されています。

3. めまい・バランス・眼球運動

視線を動かしたときの気分不良、頭を動かしたときのめまい、バランスの不安定さなどは、前庭・眼球運動系を含めて評価する必要があります。

4. 睡眠

睡眠の乱れは回復を妨げる要素になり得ます。寝付き、途中覚醒、睡眠時間なども症状の経過と一緒に確認します。

5. 運動に対する反応

現在は、症状がなくなるまで完全安静を続けるより、医療者の判断のもとで症状を大きく悪化させない範囲から活動を戻していく考え方が一般的です。

オステオパシーで追加して見るポイント

当院では、上記の医学的な考え方に加えて、頭頸部、顎、頸椎、胸郭、肋骨、横隔膜、骨盤などの動きを確認します。伝統的なオステオパシーでは、頭蓋・膜系・仙骨を含む連続性や呼吸循環モデルも考えます。

ただし「頭蓋骨の微細なずれを戻せば脳震盪が治る」「脳脊髄液の流れを正常化すれば症状が消える」と医学的事実として断定するものではありません。当院では、その方にみられる可動性や組織緊張の変化を施術対象として扱います。

オステオパシーの研究はまだ発展途上

脳震盪に対するOMTは、小規模研究で症状や一部の認知指標の改善が報告されています。また頭蓋領域の手技について安全性を検討した小規模研究もあります。ただし高品質な大規模研究はまだ少なく、オステオパシーを脳震盪の標準治療と位置づける段階ではありません。

そのため当院では、「医学的評価の代わり」ではなく、必要な評価を受けた後に残っている身体症状へ補助的に取り組む選択肢として考えます。

実際の経過例は別ページで紹介しています

高校時代のラグビーで脳震盪を経験して以降、10年以上頭痛と吐き気が続いていた方の施術経過を、脳震盪後の頭痛・吐き気とオステオパシーのページで紹介しています。個別の経過であり効果を保証するものではありませんが、当院でどのような視点から身体を確認するかの参考になります。慢性的な頭痛全般については頭痛の症状ページをご覧ください。

参考資料

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