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都城市でめまいが続く方へ|考えられる原因・病院を受診すべき症状・整体でできること

都城市でめまいが続き原因・危険な症状・整体でできることのアイキャッチ画像

「朝起きたときに、部屋がぐるぐる回る」

「歩いていると、雲の上にいるようにふわふわする」

「立ち上がった瞬間に目の前が暗くなる」

「病院では大きな異常がないと言われたのに、めまいが続いている」

めまいが続くと、外出や車の運転が怖くなったり、仕事や家事に集中できなくなったりします。

周囲からは症状が見えにくいため、「気にし過ぎではないか」「疲れているだけではないか」と言われ、ひとりで不安を抱えている方も少なくありません。

しかし、一口に「めまい」といっても、その原因は一つではありません。

耳の奥にある平衡感覚の器官が関係するもの、片頭痛に関連するもの、血圧や貧血、脱水、薬の影響、首の問題、ストレスによって悪化するものなど、さまざまな可能性があります。[1]

まれではありますが、脳卒中や心臓・血管の病気が原因となることもあります。

そのため、めまいで最も大切なのは、最初から「自律神経のせい」「首のこりが原因」と決めつけることではありません。

まず危険な病気の可能性を確認し、そのうえで自分の症状に合った対応を選ぶことが重要です。

この記事では、都城市でめまいにお悩みの方に向けて、危険な病気を見逃さないための一般医学的な情報に加え、オステオパシーでは慢性的なめまいをどのように評価し、どのような考え方で施術方針を組み立てるのかを、理学療法士の国家資格を持つ院長の視点から詳しく説明します。

耳や脳の病気を整体で治療するという話ではありません。医療機関で必要な検査を受けたあとも残る、首の痛み、頭を動かしたときの不安定感、眼と頭の動きのぎこちなさ、姿勢や呼吸の緊張などを、身体全体のつながりから整理するための記事です。

※この記事は一般的な健康情報を提供するものであり、病気の診断を行うものではありません。

30秒で分かる結論

  • 手足の麻痺、ろれつの異常、激しい頭痛、意識の変化を伴うめまいは、すぐに救急医療機関へ相談してください。
  • 難聴・耳鳴り・耳の詰まり、寝返りや起き上がりで回るめまいは、まず耳鼻咽喉科での確認が基本です。
  • 必要な検査や治療を受けたあとも、首の痛み、ふわふわ感、頭を動かす怖さ、姿勢や呼吸の緊張が残る場合は、当院で身体機能を確認できる可能性があります。

長い記事です。急いでいる方は、まず「危険なめまい」「何科を受診するか」「オステオパシーでできること」の順にお読みください。


まず病院へ行くべき危険なめまい

以下の症状がある場合は、整体院を探すより先に、救急医療機関や脳神経内科、脳神経外科などを受診してください。

救急受診を考えるべき症状

  • 突然、これまでに経験したことのない強いめまいが起きた
  • 片側の手足や顔に、しびれや力の入りにくさがある
  • ろれつが回らない、言葉が出にくい
  • 物が二重に見える、視野の一部が欠ける
  • 立っていられない、支えがあっても歩けない
  • 突然の激しい頭痛や、強い首の痛みを伴う
  • 意識がぼんやりする、気を失った
  • 飲み込みにくい、むせる
  • 胸の痛み、強い動悸、息苦しさを伴う
  • 頭や首を強く打ったあとにめまいが始まった

このような症状では、脳卒中や心臓・血管の病気などを除外する必要があります。迷ったときは自分で車を運転せず、家族に送ってもらうか、状況に応じて119番へ連絡してください。

急な難聴や耳鳴りを伴う場合

急に片耳が聞こえにくくなった、耳が詰まった感じがする、強い耳鳴りとめまいが同時に出た場合も、早めの耳鼻咽喉科受診が必要です。

聴力の変化は、自分では軽い耳詰まり程度に感じることがあります。放置せず、可能な限り早く専門医へ相談してください。


めまいにはいくつかの感じ方があります

「めまい」という言葉は、病名ではなく、自分や周囲の位置関係が不安定に感じられる症状の総称です。患者さんが感じるめまいは、主に次のような表現に分かれます。

1.ぐるぐる回る回転性のめまい

自分や部屋が回転しているように感じるめまいです。寝返りを打ったとき、起き上がったとき、上を向いたときなど、頭の位置を変えた直後に起こる場合があります。内耳の問題で起こることが多いものの、症状だけで原因を断定することはできません。

2.ふわふわ・ゆらゆらするめまい

雲の上を歩いているような感覚、船に乗っているような揺れ、不安定感として表現されます。長期間続くめまい、片頭痛に関連するめまい、首の不調、ストレスや不安が関係する症状などで見られることがあります。

3.立ちくらみ・気が遠くなる感覚

立ち上がった瞬間に目の前が暗くなる、血の気が引く、気を失いそうになる感覚です。血圧の変化、脱水、貧血、低血糖、薬の影響、不整脈などを確認する必要があります。

4.まっすぐ歩けない・身体が傾く感覚

歩いていると左右に寄ってしまう、暗い場所で不安定になる、足元が頼りなく感じるタイプです。内耳、神経、筋力、視覚、足の感覚など、複数の要素が関係することがあります。

めまいの感じ方は、原因を考える手掛かりにはなります。ただし「ぐるぐるするから必ず耳」「ふわふわするから必ず自律神経」というように、感覚だけで病気を決めることはできません。症状が始まった時期、持続時間、きっかけ、耳や頭痛の症状、持病や服薬などを合わせて確認することが大切です。

回転性めまい・浮動性めまい・立ちくらみ・歩行時のふらつきの違い

めまいの感じ方は、原因を考える手掛かりの一つです


めまいで考えられる主な原因

良性発作性頭位めまい症

寝返り、起き上がり、上を向く動作など、特定の頭の位置で数秒から数十秒ほど回転性のめまいが起こる場合、良性発作性頭位めまい症が考えられます。内耳にある小さな耳石が本来の位置から外れ、三半規管へ入り込むことで起こると考えられています。

一般的には難聴や耳鳴りを伴わず、頭を動かしたときに繰り返し起こることが特徴です。耳鼻咽喉科では、頭や身体の位置を変えたときの眼の動きを確認し、必要に応じて耳石を元の位置へ戻す耳石置換法が行われます。似た症状でも別の病気が隠れている場合があるため、動画を見ながら自己流で強く頭を動かす前に、医療機関で確認してもらうことをおすすめします。

メニエール病など耳の病気

回転性のめまいを繰り返し、難聴、耳鳴り、耳が詰まった感じを伴う場合は、メニエール病などの内耳疾患を確認する必要があります。聴力は発作を繰り返すうちに低下する場合もあるため、耳の症状を伴うめまいは耳鼻咽喉科へ相談してください。「疲れているだけ」「自律神経だろう」と判断して放置しないことが大切です。

前庭神経炎

突然、強い回転性のめまいが始まり、じっとしていても長く続く場合には、前庭神経炎などが考えられます。吐き気や嘔吐を伴うこともあります。一方で、一般的には難聴や耳鳴りなどの聴覚症状を伴わないとされています。脳卒中でも似た症状が出ることがあるため、突然の強いめまいは自己判断せず、医療機関での診察が必要です。

前庭性片頭痛

片頭痛のある方に、めまいが繰り返し起こることがあります。めまいと頭痛が必ず同時に出るとは限りません。光や音がつらい、動くと症状が悪化する、過去に片頭痛がある、月経や天候、睡眠不足などで症状が変化するといった特徴が手掛かりになります。

👉 都城市で片頭痛にお悩みの方はこちら

持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)

ふわふわする、不安定に感じるといった非回転性のめまいが3か月以上続き、立っているとき、歩いているとき、乗り物に乗ったとき、人混みやスーパーの陳列棚を見たときなどに悪化する場合があります。このような慢性めまいの一つが、持続性知覚性姿勢誘発めまい、略してPPPDです。「検査で異常がないから気のせい」というものではありません。耳鼻咽喉科などで適切に評価し、症状に応じて薬物療法、前庭リハビリテーション、認知行動的な対応などを組み合わせることがあります。[3]

血圧、脱水、貧血、低血糖など

立ち上がったときにクラッとする、目の前が暗くなる、朝に症状が強いといった場合は、血圧の変化や脱水なども確認する必要があります。食事量の不足、貧血、低血糖、発熱や下痢による脱水、暑い環境、過度な発汗などでも、めまいやふらつきを感じることがあります。内科で血圧測定や血液検査などが必要になる場合があります。

薬の影響

睡眠薬、血圧の薬、抗不安薬、抗うつ薬などを含め、薬の種類や組み合わせによって、眠気、ふらつき、血圧低下などが現れる場合があります。自己判断で服薬を中止せず、症状が始まった時期と薬を開始・変更した時期を確認し、処方した医師や薬剤師に相談してください。

脳や心臓・血管の病気

小脳や脳幹の脳卒中、不整脈などでも、めまいやふらつきが起こることがあります。特に、突然発症しためまい、神経症状、意識の変化、激しい頭痛、歩行困難、胸部症状などを伴う場合は緊急性があります。

首の不調と関連するめまい

首の痛みや動かしにくさに伴って、ふらつきや不安定感が現れることがあります。身体は、耳の奥にある前庭感覚、眼から入る視覚情報、首や足などから入る身体感覚を脳でまとめ、姿勢やバランスを保っています。首の筋肉や関節から届く位置情報と、眼や内耳から届く情報にずれが生じると、不安定感に関係する可能性があります。ただし、首がこっている人にめまいがあるからといって、首が原因とは限りません。首に関連するめまいは、耳、脳、心臓、血圧、薬など他の原因を確認したうえで慎重に考える必要があります。

良性発作性頭位めまい症で耳石が三半規管へ入る仕組み

良性発作性頭位めまい症で耳石が三半規管へ入る仕組み


めまいは何科を受診すればよいですか?

めまいの受診先は、伴っている症状によって異なります。

耳鼻咽喉科が適している場合

  • 頭を動かすとぐるぐる回る
  • 寝返りや起き上がりでめまいがする
  • 耳鳴りがある
  • 耳が詰まった感じがする
  • 聞こえにくさがある
  • めまいを繰り返している

脳神経内科・脳神経外科を急いで受診する場合

  • 突然の強いめまい
  • 激しい頭痛を伴う
  • ろれつが回らない
  • 片側の手足がしびれる、力が入らない
  • 物が二重に見える
  • 立てない、歩けない
  • 意識がぼんやりする

内科での相談が適している場合

  • 立ち上がると目の前が暗くなる
  • 動悸や息切れがある
  • 貧血を指摘されたことがある
  • 食事を抜いたときに症状が出る
  • 暑い日や発汗後に症状が出る
  • 薬を変更してからふらつく

どこへ行けばよいか分からない場合は、まず耳鼻咽喉科やかかりつけの内科へ相談する方法があります。急な神経症状を伴う場合は、迷わず救急医療機関へ相談してください。


医療機関で「大きな異常はない」と言われたのに、なぜめまいが続くのか

検査で脳や耳などに大きな異常が見つからなかったことは、重要な安心材料です。しかし、「異常がない」という説明は、めまいが気のせいであることや、身体機能に何の問題もないことを意味するものではありません。

私たちがまっすぐ立ち、歩き、振り向くためには、耳の奥にある前庭感覚、眼から入る視覚情報、首・体幹・足の筋肉や関節から入る固有感覚を、脳が絶えず統合する必要があります。どれか一つが完全に壊れていなくても、情報の精度やタイミングにずれが生じると、ふわふわ感、揺れる感じ、頭を動かしたときの不安定感につながることがあります。[2]

特に首の深い筋肉や上部頸椎周囲には、頭が胴体に対してどの位置にあるかを伝える感覚受容器が多く存在します。首の痛み、筋肉の防御的な緊張、動かしにくさなどによって頸部からの情報が変化すると、眼や内耳からの情報との間に「感覚の不一致」が生じる可能性があります。この考え方は、頸部固有感覚性めまいを説明する有力な仮説の一つです。

また、強いめまいを経験すると、「また起こるのではないか」「外出先で倒れたらどうしよう」という不安から、頭や身体をできるだけ動かさなくなることがあります。動きを避け続けると、首や胸郭が硬くなり、眼と頭を協調させる機会や、身体が揺れに適応する機会も減ります。その結果、元の病気が落ち着いたあとも、身体の緊張と動作への恐怖がめまいを長引かせる要素になる場合があります。

慢性的なめまいでは、「悪い骨を一つ見つけて元に戻す」という単純な考え方では不十分です。耳・眼・首・姿勢・呼吸・足元からの支持・睡眠・疲労・心理的な警戒などを分けて確認し、どの要素が症状を維持している可能性があるのかを整理する必要があります。

視覚・内耳・身体感覚がバランスを保つ仕組み

身体は、視覚・内耳・身体感覚などの情報をまとめてバランスを保っています


オステオパシーでは、めまいをどう捉えるのか

最初に、オステオパシーで対応できる範囲を明確にします。脳卒中、メニエール病、突発性難聴、前庭神経炎、不整脈、貧血などを整体院で診断・治療することはできません。良性発作性頭位めまい症が疑われる場合も、まず耳鼻咽喉科などで診断を受け、適切な耳石置換法を選ぶことが基本です。

オステオパシーが検討対象となるのは、医療機関で必要な確認を受けたあとも、首の痛みや可動制限、頭を動かしたときの不安定感、姿勢保持の疲れ、呼吸の浅さ、身体全体の過緊張などが残っている場合です。

「耳だけ」「首だけ」ではなく、身体を一つの機能単位としてみます

オステオパシーには、「身体は一つの単位であり、構造と機能は相互に関係する」という基本的な考え方があります。これは、すべてのめまいが全身の歪みから起こるという意味ではありません。

めまいに当てはめると、耳の奥から届く情報だけでなく、頭を支える首、眼球運動、胸郭と呼吸、体幹の安定、骨盤、足底からの支持などが協調して、初めて安定した姿勢や歩行が成り立つという見方です。

そのため当院では、症状が首にあるから首だけを施術する、あるいは「自律神経の乱れ」という一言で終わらせることはしません。どの場面でめまいが起こり、どの動きや姿勢で変化し、身体のどの機能がその症状と結び付いているのかを確認します。

上部頸椎と後頭下部は、頭の位置を脳へ伝える重要な領域です

後頭骨と第1・第2頸椎の周囲にある小さな筋肉は、単に頭を動かすだけではなく、頭の向きや動きの速さを脳へ伝える役割を担っています。首の深部感覚は、前庭感覚や視覚と統合され、頭・眼・身体を協調させる反射に関わります。

首の痛みや筋肉の緊張、関節の動かしにくさによって頸部からの感覚入力が変化すると、眼や内耳の情報との間にずれが生じ、ふらつきや不安定感に関係する可能性があります。特に、首の痛みとめまいが同じ時期に始まった、首の状態が悪い日にめまいも増える、頭ではなく胴体を回すと症状が変化するといった場合には、頸部の関与を慎重に検討します。

ただし、画像で頸椎の変形が見つかったことや、首こりがあることだけで「頸性めまい」と判断することはできません。頸部に関連するめまいは、耳・脳・循環器・視覚など、ほかの原因を除外したうえで考える必要があります。

眼と頭の協調が乱れると、動くこと自体が負担になる場合があります

歩きながら周囲を見る、振り向く、棚の商品を目で追うといった動作では、眼球運動と頭部運動が正確に協調する必要があります。めまいが続く方の中には、頭を動かさず眼だけで周囲を見ようとしたり、首と体幹を一塊にして動かしたりする方がいます。

これは症状を避けるための自然な防御反応ですが、長く続くと首の負担を増やし、視覚刺激や頭部運動への過敏さを維持することがあります。当院では、施術で身体の緊張を減らすだけでなく、症状を悪化させない範囲から、眼・頭・体幹を再び協調させることを重視します。

胸郭と呼吸は、首の緊張や姿勢の安定性に影響します

呼吸が浅くなり、胸郭や横隔膜が十分に動かない状態では、胸鎖乳突筋や斜角筋など首周囲の筋肉が呼吸を補助するために働き続けることがあります。これに不安やめまいへの警戒が重なると、肩が上がり、首を固めて頭を動かさない姿勢になりやすくなります。

オステオパシーでは、頸部だけでなく、胸椎、肋骨、胸骨、横隔膜などの動きも確認します。胸郭への施術が内耳疾患を直接治すということではありません。呼吸に伴う身体の動きを取り戻し、首の過剰な働きや全身の防御的な緊張を減らすことが目的です。

骨盤や足部は、めまいの「原因」ではなく、身体を支える土台として確認します

立位や歩行では、足底から得られる感覚と、足首・膝・股関節・骨盤の細かな調整が姿勢の安定に関わります。足元が不安定で体幹を固めている方や、片側へ体重が偏っている方では、首と眼だけでバランスを補おうとすることがあります。

そのため、足や骨盤の左右差がめまいを直接起こすと決めつけるのではなく、全身でバランスを取る余裕があるかを確認します。必要な場合には、足部、骨盤、胸郭などにもやさしく働きかけ、頭頸部だけに集中していた負担を分散させることを目指します。

頭蓋や顎も確認することがありますが、説明を誇張しません

側頭部、後頭部、顎関節、咀嚼筋の緊張は、首の動きや頭痛、眼の疲れと同時にみられることがあります。そのため、オステオパシーの触診では頭蓋周囲や顎を確認する場合があります。

一方で、「頭蓋骨を調整すれば耳石が戻る」「脳脊髄液の流れを良くすれば、すべてのめまいが治る」といった説明には、現時点で十分な科学的根拠がありません。当院では、頭蓋への施術を万能な治療として扱わず、後頭部・顎・頸部・呼吸の緊張を含めた身体全体の反応を整えるための、補助的でやさしい選択肢として用います。

施術は「触れて終わり」ではなく、感覚の再学習につなげます

慢性的なめまいでは、受け身の施術だけでなく、身体が安全に動けることを再学習する過程が重要です。施術後に首の動きや立位の安定性を再確認し、必要に応じて、頭と眼をゆっくり動かす練習、体重移動、歩行、呼吸などを無理のない範囲で行います。

前庭リハビリテーションが必要な方には、医師の診断や理学療法の適応を踏まえ、症状に合った運動を選ぶ必要があります。当院でも理学療法士としての知識を生かしますが、病型を確認せずに一律のめまい体操を行うことはありません。

研究で分かっていることと、まだ分からないこと

頸部に関連すると考えられるめまいに対する手技療法については、めまいの強さや首の動きが短期的に変化する可能性が報告されています。ただし、2025年のレビューを含め、長期効果には不確実性があり、別の最新メタ解析では根拠の確実性を「低い〜非常に低い」と評価しています。[4][5]

オステオパシー手技そのものについても、慢性めまいやバランス障害を対象にした研究で、日常生活への支障を示す指標やバランス指標の変化が報告されています。一方、2021年の系統的レビューに含まれた研究は5件・計114人で、研究数も対象者数もまだ十分ではありません。[6]

しかし、オステオパシーの研究は対象者が少なく、診断の異なるめまいが混在しているものもあります。無作為化比較を含む実行可能性研究も小規模であり、効果を断定するには不十分です。[7]また、施術後に一時的なめまいの増加や筋肉痛が報告された研究もあります。

したがって、現在言えるのは「適切に選ばれた一部の方で、身体機能や日常生活上の負担を軽減する可能性がある」という範囲です。当院では、この限界を隠さず、施術前後の変化を毎回確認し、変化がない場合や医療的な再評価が必要な場合には、漫然と施術を続けないことを大切にしています。

オステオパシーで目指すのは、「めまいの病名を手で治すこと」ではありません

医療機関で必要な診断と治療を受けたうえで、首・眼・頭・胸郭・体幹・足元が再び協調して動けるよう、身体に残った制限や過剰な緊張を減らし、安全な動きを取り戻すことを目指します。

👉 当院のオステオパシーについて詳しく見る


当院ではどのように評価し、施術方針を決めるのか

めまいに対するオステオパシーは、決められた場所を順番に施術するものではありません。同じ「ふわふわするめまい」でも、首の関与が強い方、視覚刺激への過敏さが強い方、立ち上がりで血圧の影響が疑われる方では、優先すべき対応が異なります。

1.施術の前に、医療機関を優先すべき状態を確認します

発症時期、急に始まったか、症状の持続時間、難聴・耳鳴り・頭痛・しびれ・複視・失神・動悸などの随伴症状、既往歴、服薬、受けた検査と診断を確認します。

「以前病院で異常なしと言われた」という場合でも、その後に症状が変化していることがあります。問診内容から新たな医療評価が必要と考えられる場合には、施術を行わず受診を優先していただきます。

2.めまいの出方を、動作ごとに分けて確認します

寝返り、起き上がり、上を向く、振り向く、立ち上がる、歩く、人混みや陳列棚を見る、車に乗るなど、どの場面で症状が出るかを整理します。

頭を空間に対して動かしたときに出るのか、頭を正面に保ったまま胴体だけを動かしても出るのか、首の痛みとめまいが同時に変化するのかは、頸部の関与を考える手掛かりになります。ただし、これらだけで病名を診断するものではありません。

3.視覚・前庭・頸部固有感覚の協調を、安全な範囲で確認します

眼で目標を追う動き、眼と頭を一緒に動かす動作、頭を動かした後のふらつき、閉眼時の立位、足をそろえた立位、歩行時の身体の傾きなどを、症状を強く誘発しない範囲で確認します。

必要に応じて、頭と胴体の動きを分けたときの症状、首を元の位置へ戻す感覚、左右への体重移動なども確認します。評価の目的は「悪い場所を当てる」ことではなく、どの感覚条件で身体が不安定になるかを知ることです。

4.オステオパシーの触診では、制限が症状と本当に関係するかを考えます

後頭骨と上部頸椎、後頭下筋群、胸鎖乳突筋、斜角筋、顎関節、頸胸移行部、胸椎、肋骨、横隔膜、骨盤、足部などを確認します。

触って硬い場所が見つかっただけで、そこを原因とは判断しません。問診と動作評価に一致しているか、その部位へやさしく働きかけた後に首の動き、立位、頭部運動、症状がどのように変化するかを再評価し、施術の妥当性を確認します。

5.施術方法は、身体の反応に合わせて選びます

当院では、めまいのある方の首を急激にひねり、強い力で音を鳴らすことを目的とした施術は行いません。専門用語を覚えていただく必要はありませんが、施術内容を曖昧にしないため、代表的な方法を平易な説明とともに示します。

  • 軽いタッチで組織の緊張が少ない方向へ誘導する方法(筋膜リリース)
  • 関節や靱帯に負担の少ない位置を探し、力を抜きやすくする方法(バランスド・リガメンタス・テンション)
  • ごく軽い筋収縮を利用し、首や胸郭の動きを無理なく広げる方法(筋エネルギーテクニック)
  • 痛みや防御的な緊張が減る姿勢を利用し、過敏な状態を落ち着かせる方法(カウンターストレイン)
  • 上部頸椎、頸胸移行部、肋骨などへ小さくゆっくりした動きを加える方法
  • 後頭部、側頭部、顎、頸部の緊張が強い場合に行う補助的な軽いタッチ

手技の数を増やすことが目的ではありません。少ない刺激で身体の反応を確認し、問診と動作評価に関係すると考えられる部位だけに施術します。

施術中・施術後の変化について

手技の後に、一時的な眠気、だるさ、筋肉痛、めまい感の変化が起こる可能性があります。症状が強くなる、神経症状が出る、普段と異なる強い頭痛や吐き気が起こる場合は施術を中止し、必要に応じて医療機関への相談を優先します。

6.施術後は、同じ動作を再評価します

首が動きやすくなったか、頭をゆっくり動かしたときの不安定感が変化したか、立位や歩行で身体を固め過ぎていないかなどを確認します。

変化が確認できた場合も、そこで「原因が分かった」と断定はしません。効果が一時的でないか、日常生活の中で再現するかを見ながら、施術部位と方法を調整します。

7.必要に応じて、段階的な運動を組み合わせます

身体の緊張が減っても、頭を動かすことへの恐怖や視覚刺激への過敏さが残れば、症状は戻りやすくなります。そのため、状態に応じて、ゆっくりした頭部運動、眼と頭の協調、体重移動、立位バランス、歩行、呼吸などを段階的に取り入れます。

運動で一時的に軽い症状が出る場合と、中止すべき悪化を区別する必要があります。初回から自己流の強い体操を求めることはせず、その方が安全にできる量から始めます。

8.変化が乏しい場合は、方針を見直します

数回施術しても症状や機能に意味のある変化がない場合、めまいの原因が当院で対応できる範囲ではない可能性があります。その際は、同じ施術を繰り返すのではなく、耳鼻咽喉科、脳神経内科、循環器内科などでの再評価や、専門的な前庭リハビリテーションを検討します。

めまいに対して、当院が行わないこと

  • 耳や脳、心臓の病気を整体で診断したり、治療できると説明したりしません。
  • 医師から処方された薬を、自己判断で中止するよう勧めません。
  • 首を急激にひねり、音を鳴らすことを目的とした施術は行いません。
  • 頭蓋への施術で耳石が戻る、髄液を流せばめまいが治る、と断定しません。
  • 変化が確認できないまま、同じ施術を漫然と続けません。
都城オステオパシー治療院で理学療法士の院長が身体の状態を確認している様子

理学療法士の国家資格を持つ院長が、最初から最後まで担当します

病院・外来での臨床経験をもとに、安全性を優先して状態を確認します。

👉 院長・蛯原孝洋の経歴を見る

耳鳴り・めまいで来院された方の声も掲載しています

当院には、医療機関で検査や治療を受けたあとも耳鳴りやめまいが続き、身体面からの相談を希望して来院された方がいます。実際の体験は、来院を検討するときの参考としてご覧いただけます。

耳鳴り・めまいで来院された方を含む「みなさまの声」を見る

※個人の感想であり、同じ経過や結果を保証するものではありません。掲載されている診断名や身体についての表現は、ご本人が当時受けた説明や感じ方を含みます。

初回相談の前に分かる範囲でご用意ください

  • めまいが始まった時期、続く時間、起こりやすい動作
  • 耳鳴り・難聴・頭痛・吐き気・しびれ・動悸などの有無
  • 受診した診療科、検査結果、医師から受けた説明
  • 服用中の薬が分かるお薬手帳や一覧
  • 症状を記録したメモがあれば、その内容

当院への相談を検討できる方

  • 耳鼻咽喉科や脳神経外科などで大きな異常がないと説明された
  • 医師から日常生活や運動を再開してよいと言われている
  • めまいと首の痛み・動かしにくさが同じ時期に続いている
  • 首の状態が悪い日や、頭を動かす場面でふらつきが増える
  • 長時間のデスクワーク後に首の緊張と不安定感が強くなる
  • 頭や身体を動かすことへの怖さが残っている
  • ふわふわする感覚とともに、姿勢や歩行の不安定さが残っている
  • 呼吸が浅く、首・胸郭・身体全体を固めている感覚がある
  • 強い矯正ではなく、評価をしながら行うやさしい施術を希望している

当院より医療機関を優先すべき方

  • 突然発症した強いめまい
  • 神経症状や意識障害がある
  • 急な難聴や強い耳鳴りがある
  • 胸痛、失神、強い動悸がある
  • まだ一度も医療機関で確認していない重いめまい
  • 症状が急速に悪化している

病院で検査を受けても、ふわふわ感や身体の緊張が続いている方へ

「自分のめまいに首や身体の緊張が関係しているのか分からない」という段階でも構いません。現在の症状、病院で受けた検査や診断、首の状態、めまいが起こる動作をお知らせください。医療機関を優先すべき場合や、当院の施術対象ではないと考えられる場合は、無理に来院を勧めることはありません。


めまいがあるときに自宅でできる安全な対処

まず転倒を防いでください

めまいが起きたら、無理に歩き続けず、安全な場所で座るか横になってください。階段、浴室、暗い場所などでは転倒の危険が高まります。症状が強い間は、車の運転、自転車、高所での作業、機械の操作を控えてください。

水分と食事を確認してください

脱水や食事不足で症状が悪化することがあります。医師から水分や塩分の制限を受けていない方は、少量ずつ水分を補給してください。食事を長時間抜かないことも大切です。

立ち上がるときはゆっくり動いてください

寝た状態から急に立ち上がらず、
1.いったん横向きになる
2.手を使ってゆっくり座る
3.座った状態で少し待つ
4.支えにつかまりながら立つ
という順番で動いてください。

症状を記録してください

受診時に説明しやすいよう、起こった日時、何をしていたか、ぐるぐる・ふわふわ・立ちくらみなどの感じ方、持続時間、頭を動かしたか、耳鳴りや聞こえにくさ、頭痛・吐き気・しびれ・動悸、その日の睡眠・食事・水分・服薬を記録しておくと役立ちます。

自己流で強く首を動かさないでください

めまいに対する体操や耳石置換法は、病気や影響を受けている三半規管によって方法が異なります。首の病気や血管の問題がある方には適さない動作もあります。診断がついていない段階で、動画を見ながら強く頭や首を振ることは避けてください。

めまいがあるときに座って休み水分を取りゆっくり起き上がる方法

よくある質問(FAQ)

Q. めまいがするときは、最初に整体へ行ってもよいですか?

A. 突然の強いめまい、初めて経験する重いめまい、難聴、神経症状などがある場合は、整体ではなく医療機関を優先してください。症状が続いている場合も、まず耳鼻咽喉科や内科などで原因を確認してもらうことをおすすめします。当院は、医療機関で必要な確認を受けたあとも身体の不調が続いている方を、補助的に支える立場です。

Q. ふわふわするめまいは自律神経が原因ですか?

A. 疲労、ストレス、睡眠不足、不安などが症状に影響することはあります。ただし、ふわふわするという感覚だけで、自律神経が原因と決めることはできません。内耳、片頭痛、血圧、貧血、薬、首の問題なども考えられるため、症状が続く場合は医療機関へ相談してください。
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Q. 首こりがひどいと、めまいが起こることはありますか?

A. 首の痛みや動かしにくさとめまいが同時に起こる方はいます。ただし、首こりがあるという理由だけで、首がめまいの原因とは判断できません。耳や脳、循環器などの病気を確認したうえで、首の動きや身体感覚が症状に関係しているかを検討する必要があります。

Q. 病院で異常なしと言われました。それでも相談できますか?

A. はい。ただし、どの診療科で、どのような検査を受け、医師からどのような説明を受けたかをお知らせください。当院では病気の診断をやり直すのではなく、首の動きとめまいの関係、眼と頭の協調、立位・歩行、胸郭と呼吸、全身の緊張などを確認します。評価の結果、医療機関での再確認が必要と判断した場合は、施術を優先しません。

Q. 施術で首をボキボキしますか?

A. 当院では、めまいのある方の首を急激にひねり、音を鳴らすことを目的とした施術は行いません。筋膜リリース、バランスド・リガメンタス・テンション、筋エネルギーテクニックなどの穏やかな方法を中心に、施術前後で首の動き、立位、頭部運動による症状を確認しながら進めます。

Q. オステオパシーでは、めまいに対してどこを施術しますか?

A. 全員に同じ場所を施術するわけではありません。上部頸椎や後頭下部、顎、頸胸移行部、肋骨、横隔膜、骨盤、足部などを評価し、めまいの出方や動作評価と一致する部位を選びます。足や骨盤を「めまいの原因」と決めつけるのではなく、身体全体で安定して立ち、頭と眼を動かせる状態をつくるために必要かどうかを判断します。

Q. 頭蓋オステオパシーでめまいは治りますか?

A. 頭蓋への施術だけで、耳石や内耳疾患を治療できるとは考えていません。後頭部、側頭部、顎、首の緊張が強い方に、軽いタッチを補助的に用いることはありますが、現在の研究から「頭蓋調整でめまいが治る」と断定することはできません。必要な医療評価を受けたうえで、全身の評価の一部として使用します。

Q. 何回くらい通えばよくなりますか?

A. めまいの原因、期間、重症度、医療機関での治療内容、日常生活などによって異なります。初回の状態確認前に、必要な回数や改善を断定することはできません。施術を続ける場合は、状態の変化を確認しながら、通院の必要性や間隔を説明します。

Q. 駐車場はありますか?

A. 当院前に専用の駐車スペースがあります。当院は宮崎県都城市太郎坊町にあり、都城市郡医師会病院から車で約2分、都城インターチェンジから車で約6分、都城駅から車で約13分です。
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まとめ|医療で病気を確認し、オステオパシーでは「残っている機能の問題」を整理します

めまいには、内耳、脳、心臓や血圧、薬、片頭痛など、多くの原因があります。突然の強い症状、神経症状、急な難聴、失神などがある場合は、オステオパシーではなく医療機関を優先してください。

一方で、必要な検査や治療を受けたあとも、首の痛みとふわふわ感が同時に続く、頭を動かすことが怖い、眼と頭の動きがぎこちない、身体を固めないと立っていられない、といった問題が残ることがあります。

オステオパシーでは、耳の病気を手で治すのではなく、前庭感覚・視覚・首からの固有感覚が協調しやすい身体環境をつくることを目指します。上部頸椎や後頭下部だけでなく、顎、胸郭、呼吸、体幹、骨盤、足部まで確認し、身体全体で頭と眼を安全に動かせるかを評価します。

施術は、筋膜リリース、バランスド・リガメンタス・テンション、筋エネルギーテクニックなどの軽い刺激を中心に行い、施術前後で首の動き、立位、歩行、頭部運動による症状を再確認します。必要に応じて段階的な運動を組み合わせ、変化が乏しい場合は医療機関や専門的な前庭リハビリテーションへの再相談を検討します。

都城オステオパシー治療院では、理学療法士の国家資格を持つ院長が、医学的な安全性とオステオパシーの全身的な視点の両方を大切にして担当します。「病院では大きな異常がないと言われたが、身体の不安定感が残っている」という方は、受けた検査や診断内容とあわせてご相談ください。

病院で必要な検査を受けても、めまいや身体の不安定感が続いている方へ

現在の症状、めまいが起こる場面、首の状態、医療機関で受けた説明をお聞かせください。強い刺激を使わず、視覚・頭頸部・姿勢・呼吸・全身の支持を一つずつ確認します。

※急な強いめまい、手足の麻痺、ろれつの異常、意識障害、急な難聴などがある場合は、当院ではなく医療機関を受診してください。


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